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「俺がルールブックだ」という人はお隣りの国にもいます


先に二出川審判のことにふれました。「俺がルールブックだ」「写真がまちがっている」、気骨があるというのか、ワンマンというのでしょうか。そんな人そこかしこにいますね。会社の前社長も、お隣りの国のエライ人も。

取締役会規則によると役員の定年は65歳だった。役員会特例決議で決めて延長したのの、親会社からクレームがきた。どうするのかと思っていたら今年規則を改訂して定年項目を削除し、会長におさまり今69歳、院政です。

お隣りの国は、「七上八下」。政治局常務委員は68歳定年だとの暗黙のルールがあるそうです。習さん68歳、「八」なので「下」りなければなりませんが、この人、前科があります。2018年に憲法改正して国家主席の任期2基10年というのをとっぱらってしまった。

「俺がルールブックだ」(我是一本规则书 ?)

今度はどうするのでしょうか。

人事、権力以外にもルールブックの対象があります。

外から見ると理不尽だと思うことがあります。「核心的利益」の対象である新疆、チベット、香港、台湾などの「領土の解放」という支配です。彼にしてみれば大義名分もあるルールかもしれません。

1949年、中華人民共和国を建国したのは中国共産党、党の使命は「領土の開放」だと明示しています。「穏疆固蔵」新疆、チベットはもちろん、香港、台湾、それに南沙、西沙も中国領土の「核心」なのです。

お隣りの国の話ですから、とやかく言うことはありませんし、言ってもとどきません。
でも人権は放っておけませんよね。