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とんでもなくちがう数字

今朝の日経新聞などをみると、事実はひとつなのに、なぜこんなにも数字が違うのか。情報のむずかしさをあらためて感じました。ウクライナ住民のロシアへの移送、発信者と時期はことなりますが、あまりにも差が大きい。

①マリウポリ市長、4月上旬、すくなくとも3.1万人が強制連行された
②ウクライナ副首相、3月末、約4.5万人が強制連行された
③英メディア、4月12日、約10万人規模でシベリア近郊に移送された
④タス通信、4月12日、約75万人がロシアに到着した
⑤サハリン・インフォ、4月13日、9.5万人がシベリア、極東近郊に移送された

侵略される側①②、する側④⑤、それを見守る側③です。

④⑤に付随する情報として、①はウソだと否定し、逃げてきた避難民をうけいれているのだと主張している。また、「シベリアでは年間を通じてキャンプ場や療養所ですごし、療養と娯楽に重点をおく」という当局の説明もあるという。

敵に取り囲まれて、逃げる先がそこしかなかったのかもしれません。
なにが事実なのでしょうか。わたしにはわかりません。

80年前の独ソ戦におけるシベリア強制連行、旧満州日本兵のシベリア抑留、ソルジェニーツィンが記した「収容所群島」。シベリア送りは厳しく、悲惨なことが数多く伝えられている。

「歴史は繰り返さないが韻を踏む(マーク・トウェイン)」

そうはならないでほしいものです。