見出し画像

周到な準備も、外的要因によって無に帰するどころか批判される

高齢者ワクチン接種、自治体によって考え方、やり方が違うのは当然かもしれませんが、国の大規模接種がはじまり、ウチの町は混乱してます。

事前に予想されたのは、先着順などによる接種予約の混乱でした。抽選制にするとか、いろいろ案がありましたが、比較的よさそうだったのが、接種年齢層を細かく区切るというものです。

わたしの住んでいる町は、もう一工夫して、予約に必要な接種券をこれに同期させるというものです。市のHPによると(6月2日更新)、

市内医療機関の接種状況を踏まえて混乱等が生じないよう、65歳~74歳のかたをさらに段階分けします。
80歳未満~75歳以上:発送は5月21日
75歳未満~73歳以上:発送は6月4日を予定
73歳未満~70歳以上:発送は6月11日を予定
70歳未満~67歳以上:発送は6月中旬~下旬
67歳未満~65歳以上:発送は6月下旬以降

年齢別人口と医療機関の受け入れを周到に計算し、がんばって決めたのでしょうね。

ところが、菅さんの「100万回/日」が発表され、自衛隊の大規模接種センターが東京近郊3県に拡大されることになって一変しました。

せっかく予約できるチャンスなのに、必要な「接種券」が手元にありません。74歳以下は6月4日以降の発送「予定」ですからね。

他の自治体は、接種券だけは早く配ってしまえと、4月中旬から始めたところが大半のようです。そう、この町の人は予約できるのです。

「接種を希望される65歳以上で、まだ市から接種券が届いていないかたは、国・県集団接種専用の接種券(クーポン券)の発行の申請をしてください」
HPの片隅に記載されてました。

今回はいろいろ考えをめぐらし、周到に準備したのが裏目にでました。野党の市議会議員にもクレームがきているようです。結果として「失政」を問われるかもしれません。次の市長選挙に影響するでしょうか。

大規模接種自体は歓迎すべきことなのですが、方針変更した菅さんは罪作りなことをしたものです