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隠された事実を浮き彫りにする

コロナが武漢起源であることは残念ながら証明できていない。中国は査察を拒み、時間も過ぎたのでこの先きちんと解明できるのか憂慮していました。今回、internet.20が公表したレポート「中国武漢市PCR調達報告書」は隠された事実が存在すると示唆しています。エビデンスで周りをかため事実を浮かび上がらせる、今後を期待したいものです。

中国公共機関の入札情報を収集するサイトから、PCR機器の調達(落札総額)と発注機関およびその時期をリストアップして手繰ったといいます。ここでは「2019年夏から初秋までには武漢で拡散した可能性が高い」と結論づけています。でもそれは残念ながら状況証拠を超えるものではありません。

中国という国は情報を隠すものだとばかり思っていたのですが、それは「外」に対してのこと。「内」では「私」を隠せないのもまた事実です。至る所にある監視カメラ、ネット監視は周知のことですし、店で食事をしたあと「発票(領収書)」をプリントする機器が税務署に直結していると聞いて驚いたものです。

そう考えると、「内」の公開情報で証拠をつかむやり方はほかにもあるかもしれません。ぜひ継続して調査し、隠された事実を浮き彫りにしてほしいものです。

ただ残念なのは、「灰色」を重ね合わせても、近くなりますが「黒」にはならないということ。三権分立など考えられない国ですからね。


ご参考:
PROCURING FOR A PANDEMIC: AN ASSESSMENT OF HUBEI PROVINCE (CHINA) PCR PROCUREMENT ASSESSMENTS

This study has no insights into the origins of COVID-19, however, we have come to the conclusion that based on the data analysed, it suggests the virus was highly likely to be spreading virulently in Wuhan, China as early as the summer of 2019, and definitely by the early Autumn.
https://internet2-0.com/whitepaper/procuring-for-a-pandemic/


井形彬さんのレポート(「論座」)
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2021100200005.html?page=1