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文房具好き、「文房具語辞典」から ① 手動計算機の素晴らしい機能はまだ活かせる


文具王、高畑正幸さんの楽しい本が出た。「文房具語辞典」
知識、うんちくに感心するのはもちろんですが、小林麻美さんのイラストがとてもいい。スッキリとして、そのものがすぐに思い浮かびます。

これ「辞典」なんだけど、「あ」から読み始めました。

こんなのもあった。
よく使ったなあ。

思い出深い用語に付箋をつけて、時代順に書き出した。

数ある文房具のなかで、ひとつ目は「手動計算機」。まだ電卓が普及する前で、計算尺か手計算だった頃。ソロバンの人も。

タイガー手動計算機、昭和6年からあるという。触ったのは大学1年の頃、実験室に計算機としておいてあった。

足し算は簡単、機械的に数字を合わせてハンドルを右回し。引き算は左回し。掛け算は、×2だったら右に2回まわせば答えが出る。つまり足し算の繰り返し。

問題は割り算。割る数だけ左に回す、引き算の繰り返し。だから小数点以下は出ません、「余り」が残る。

そう、小学生の時に習った割り算と一緒なのです。
これじゃあ、実験の計算には役に立たない。

カシオ電卓「答え一発」が出たので、すぐに買いました。四則だけだが大ヒットするはず、早くて間違えないもの。
カシオミニ、これも文房具語辞典に載ってます。

「余り」がでるこの手動計算機、いい使い道を思いつきました。
「割り勘計算機」です。
支払い額を人数で割る。でた「余り」はくじ引き負担。

こんなソフト、誰かつくってくれませんか?