押してもだめなら推してみな
「おしてもだめならひいてみな」(星野哲郎作詞、首藤正毅作曲)。水前寺清子さんが歌った30年ほど前の古い唄。ドアの開け閉めがヒントだそうです。
『好きになったら 好きだと言えよ
だめなら笑って さよならしろよ
いかなるときにも 明日をのこして
おしてみな
おしてもだめなら ひいてみな
空は男の青空さ』(3番)
でも、ひかずに「推す」のもまたひとつじゃないでしょうか。
同僚のIさん、メルカリで「わらしべ長者」をめざすのかとおもっていたら、どうも逆っぽい。貧者になりそうな予感がすると取引はしばらく休憩。こんどはiphoneの最新型が欲しいと迷っている。背中をポンと押してあげたいけれど、押しすぎると逆目になる。
押しつけられると反発するか、話題を避ける。ほんとうはそう思っていても相手のいいなりになりたくない。他人に踏み込まれるのがイヤ。これはわたしも同じです。
そんなときは、「推し」てみましょう。
「①他の人にすすめること。②また俗に、人にすすめたいほど気に入っている人や物」(デジタル大辞泉)
②でしょうね。自分が好きなものを好きだというだけ。裏には①があるのだけれど、とめおく気分でいう。これが、わたしの「推す」のつかいかたです。
Iさんにはこういいました。
「miniがいいね。手にもちやすいし軽い。デジカメ要らず。256もあれば十分かな。昨日家人にたのまれてネットで注文しちゃった。98千円」
「そう」
今朝、Iさんが寄ってきて、
「13pro、256、半導体不足で2週間待ち!」