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「思い込み症」はカテゴリー3

昨年亡くなった池内紀さん(ドイツ文学者)に「すごいトシヨリBOOK」という本があります。楽しく老いる極意について書かれているのですが、そのなかに「老化早見表」というのがあり、自分の老いがどこまで進んだのかをチェックできるというスグレモノです。

初期段階のカテゴリ3は、
・失名症(名前や固有名詞がでてこない)
・横取り症(人の話を横取りして自分の話にもっていく)
・せかせか症(急がなくてもいいのにせかせか焦る)
・一時的記憶脱落症(ここに自分は何をしに来たのか忘れる)
・過去すり替え症(自分の都合のいいように昔の話をすりかえる)
などがあり、
過去すり替え症から過去捏造症へすすむとカテゴリ2。
さらに捏造したことも忘れる忘却忘却症でカテゴリ1になるそうです。

先週、庭木のザンギリ・トラ刈り剪定をし、切り枝のゴミ出し曜日を確認したところ2週間後の月曜日だった。
次の日曜日、隣家も剪定した様子で、
「ゴミ出し日を考えて剪定するんだ、さすがだなあ」
と感心したことを覚えています。

翌日の月曜日、なんの疑いもなく、可燃ゴミと切り枝をゴミステーションに出して会社に行った。
「月曜日」「隣の剪定」「ゴミ出し日」が直結して
今日だ
と短絡し、思い込んでしまったようです。出す前にゴミ出し表で確認したんだけど、曜日だけで月日が目に入らず飛んでしまった。(気づいた家内が引き戻してくれたようです)

・思い込み症(自分勝手にキーワードをむすびつけて、こうだと思い込む)
池内さん、これをカテゴリー3に追加していただけないでしょうか。
早見表の自己評価ではカテゴリー3だと思っています。