日本全国音ゲークラブイベント音頭・実践編

本稿は DJ&VJ Advent Calendar 2021 に参加したものです。

初めましての方は初めまして。そうでない方は残念でした、ojinです。DJ&VJ Advent Calendarは昨年も参加しており、その時の記事はこちらです。

日本全国音ゲークラブイベント音頭|ojin|note

平素は各地の音ゲークラブイベント(音クラ)と音ゲー設置のゲームセンターの行脚(beatmaniaⅡDXの設置店メイン)を嗜んでおり、昨年は各地のイベントの特色をまとめました。今年は実際にイベントに遊びに行った話をしようと思います。

さてそのリアルイベント、コロナ禍のおかげで2020~2021年は延期・中止が多かったのはもちろん、そもそもの開催も少なかったのは皆様もご存知(あるいは煽りを喰らった)のことでしょう。個人的には「夏に長期休暇を取って、帰省するついでに地方の音クラに寄ろうとしたら肝心のイベントが延期になった」を2年続けて喰らいました。イベントが延期なら(早割等の替えの効かない航空券を取ってたこともあり)他の事するか、とゲームセンターの行脚に勤しんだり観光したりしてたわけですが、今から考えると「自粛ムードだけどできることをできる範囲でやっていたら、結果我慢をしていなかった」のかなと思います。11月後半以降人出が戻ってきたのを見ると、「世間では我慢をしていた人の方が多かった」のかなとも気づかされました。行きつけの飲食店も急に人口密度が上がったり予約がとれなくなったりしてるし、なんなら後述の羽田-鹿児島の飛行機は往復ともにほぼ満席でした。
クラブイベントの現地開催も今年の11月になってようやく例年通りのペースに戻りつつあり、このまま「日常」が戻ればいいなと願うばかりです。界隈問わず配信イベントも増えましたが、やっぱり「現場でないと摂取できない栄養分」はあると思います。

話を戻しましょう。音クラに限らず、遠征の予定は以下のように立つと思います。

1.開催情報を見つける
 主催や演者、イベントのtwitterアカウントから開催情報を見つけています。私の場合、自身の予定と音クラ開催情報(行く行かないに関わらず)をスプレッドシートに控えています。

2.交通手段・宿泊の手配
 行くと決めたら交通手段を考えます。私(東京都民)の場合片道500kmまでは自分の車で動けるので、西日本なら大阪、東北なら盛岡あたりまでなら特に事情のない限りホテルだけ抑えています。北東北以北や大阪より西側に行くとなると飛行機(または新幹線)の手配となります。飛行機はLCCが基本ですが、運航状況によってはフルサービスキャリアを使うことも。詳しくは後述します。

3.当日現地へGo!
 飛行機の場合土曜の第一便で現地に行き、日曜の最終便で帰る(現地滞在時間をできるだけ長くする)ようにしています。平日は朝8時まで体が動かないのに、土曜は朝4時台に起きられるんですよね、人体の不思議。

4.実践記
今年も色々と地方音クラに遊びに行きましたが、この記事直近で行った、記憶も鮮明なところを例にしようと思います。
ケース:鹿児島ミラクルミーツ!!
昨年のDJ&VJ Advent Calendarで「荒ぶるオタクが跋扈する九州において、そのアットホームな雰囲気はいい意味で九州らしくない」と取り上げたところです。最初の告知ツイートはこちらでした。

前回開催は2019年。そのときは未行脚だった他のイベント(同日開催だった)を優先したので今回は行くぞと交通手段を検討します。すると・・・

Jetstar(成田→鹿児島)成田発12:40、この便のみ(LCCは便数含め運行状況の振れ幅が大きい)
ANA(羽田→鹿児島) 羽田始発6:40
JAL(羽田→鹿児島)  羽田始発6:25

Jetstarだと飛行機搭乗時点でイベントが始まっています。これだと論外なので自ずと羽田との往復に。ANAとJALは上記のように出発時刻に差がないので、どちらを選ぶかは好みの問題ということでよいでしょう。私はこの二択になるとANAを選んでいます。なんとなくなので他意はないです。
次に宿泊地です。イベント後にさらに移動する等の事情がない限りは会場近くにしています。人によって使うホテルの指向は様々かと思いますが、私は東横インを最優先にしています。1年を通じて値段の振れ幅が少なく、繁華街に好アクセスの立地が多いです。さらに会員カードを作っておけば10泊ごとにシングル1泊無料権がついてきます。
イベントが土曜であれば翌日は本業(?)のゲームセンター行脚です。基本的に地方ではレンタカーを使っているのでこれも予約。
そして当日。
人体の不思議で朝4時台に起きて電車を乗り継ぎ羽田へ。普段なら車で行くのですが、たまには帰りの空港で一杯引っ掛けて帰るのをやりたくなったんですよね。イベント本編以外には
鹿児島宮崎のゲームセンター行脚
鶏の生肉
本坊酒造津貫蒸留所
と南九州を少ない時間でできる限り摂取して家路に着くのでした。「現地に行かないと摂取できない栄養分がある」のは、クラブイベントだけではなさそうですね。
本稿のネタ元にしたミラクルミーツ!!は今回が最終回でした。イベント後の余韻で数日感twitterハッシュタグが動いていたのは、演者・お客さんに愛されたイベントであった証左なんだと思いました。クラブイベントは人の命と同じで永続的なものではありません。終わりゆくイベントがあれば、新たに芽吹くイベントもあります。地域が違えば文化が違う。文化が違えば高まりが違う。ゲームセンターの行脚とうまく絡めながら、まだ見ぬ文化に触れ、新たな空気を吸いたい。そんなことをしみじみ思った遠出のおはなしでした。

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