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【レガシー】赤単デプス、ぉもしろっ

皆さん、こんにちは
ぜんぱい。です。

赤単スニークだいすきな私。
ファイレクシアの新弾が登場しウッキウキで新カードを軸にデッキを弄るも、シナジーとスピード感が予想と違ったためデッキの構築が少し迷子になったので気分転換に別のデッキを作ってみることにしました!

もちろん、赤単で。

今回は赤単デプス!!!

キッカケは、単純。ある日対戦していた時にデプスにぶん殴られて元気満タンだった私の20点ライフが一気に無くなったのを体験して「いいなぁ…20/20でアタイも殴り飛ばしてみたい……。」となり作ることにしました!ガハハ!

未だ雑魚ではありますが、雑魚なデッキビルダーがいたっていいはずです。楽しんだもん勝ちなのは遊びの条件!ヤー!

ということで、簡単にデプスデッキの紹介を。

「暗黒の深部」
「マリット・レイジ トークン」

氷カウンターを10個持った伝説の土地「暗黒の深部」のカウンターを3マナでひとつ溶かすことができます。そして、30マナ使って全て溶かし切ると「20/20」の飛行と破壊不能を持つクリーチャー・トークンが出るよ!というカードですが、こんなの真っ直ぐ出そうと思ったら溶かし切る前に文明が滅びます。

デプスデッキはこれを様々な方法で踏み倒していきます。

こんなカードで氷カウンターを全部取り除いたり
氷カウンターを持っていないコピーを作って降臨させたり

色々な工夫をして「マリット・レイジ」を出して一発ぶん殴って勝つ。なかなか気持ちのいいデッキです。いや、だいぶ気持ちいいです。たまらんぜ!

さぁ赤単デプスに話を戻しましょう。

この踏み倒し方法が赤単だとちょっと変わっています。

◆赤単デプスとは

みんな大好き「血染めの月」
みんな大好き「月の大魔術師」

基本でない土地を「山」にするというルールぶっ壊しカードです。

このカードたちのいずれかを出します。
そしてこれを、




割ります。




「……え?相手を妨害するためにわざわざ置いたのにそれを自らの手で割るなんて…」

「おかしなってもうたんか…」

ハイ。そう思われても仕方ありませんが、そうではありません。

「血染めの月」を着地させた後、「暗黒の深部」を着地させるとそれは「山」となります。「山」として着地した「暗黒の深部」には氷カウンターは乗らずに戦場に出ます。
それを自らの手で破壊することで、カウンターが乗っていない「暗黒の深部」が現れ、能力が誘発。「マリット・レイジ」が降臨するという訳です。

「月の大魔術師」を着地させた場合も同様ですね。

自分のパーマネントを自分で割って盤面をひっくり返すという動きは独特でクセになります!

ここでひとつ、注意すべき点は
「必ず、先に月か大魔術師を置く」です。

先に「暗黒の深部」を置いてしまうと氷カウンターが乗った状態で場に出ます。その後に月や大魔術師を置いてもカウンターは取り除かれずそのまま残るため、月や大魔術師を割ってもただ氷カウンターが乗った「暗黒の深部」が場に戻るだけになってしまい、丁寧に仕込んだ爆弾は意味がなくなりますのでご注意を。

◆メインリスト紹介

メインリスト

クセのすごい動きを可能にするクセカードたちを紹介させていただきます。

◆キーカード

「テリムトーの勅令」
「ギックスのかぎ爪」
「カズールの憤怒」

この3枚がキーカードである「血染めの月」や「月の大魔術師」を割る役割を持っています。

「テリムトーの勅令」がインスタントなのとドローソースも兼ねているので汎用性が高く4枚積みです。これにより相手のエンドステップで割って誘発、自ターンで攻撃ということができます。もちろん「ギックスのかぎ爪」でも全然いいです。こちらは複数枚パーマネント割れますし。「カズールの憤怒」は本来「マリット・レイジ」をぶん投げるフィニッシュ用ですが「月の大魔術師」を投げることもできます。さらにダブついてもワンチャン土地に出来るのでとっても便利です。

「苦々しい再会」

このデッキの一番の特徴ともいえるカードかも知れません。赤単にほぼ必ず入っているであろう「鏡割りの寓話」を全外ししても入れたかったのには理由があります。1枚捨てて2ドロー(えらい!)のドロー効果はもちろん、一番大切なのはなんと言っても速攻付与。これがあるだけで最速2ターンで攻撃までいけます。

◆1ターン目◆
「金属モックス」赤刻印

「2マナ土地」

「血染めの月」or「月の大魔術師」

◆2ターン目◆
「暗黒の深部」をタップして赤マナ(※月の効果で山なので)

呪文で「月」か「大魔術師」を割る

誘発「マリット・レイジ」召喚

「金属モックス」&2マナ土地タップ

「苦々しい再会」

残りの1マナで能力発動「マリット・レイジ」に速攻付与。アタック

と言った具合です。これを「カズールの憤怒」でぶん投げるパターンもできます。
とはいえ、開始直後は相手の手札も潤沢だと思うのでそう上手くはいかないとは思いますが中々にロマンのある戦い方です。
こういう戦い方がぜんぱい。は大好物です。お母さんおかわり!

「探検の地図」

時にフィニッシャーを手札に持ってくるために、時に誘発用の土地を持ってくるために、時に妨害土地を持ってくるために使うサーチカードです。赤単デプスは緑のように土地サーチが容易にできないので、かなり重宝します。コモンですがレア級の価値を持つサーチカードです。

「大いなる創造者、カーン」

強い。ただただ強い拘束カードです。「マイコシンスの格子」コンボで行動不能にすることもできるし、プラス1能力&「液鋼の塗膜」で相手土地を「ジュワッ…」と溶かすことも可能。ちなみにこのデッキにおいてシナジーが合っている部分はサイドボードにある自パーマネント破壊カードをすぐ引っ張ってこれるところにあります。(ギックスのかぎ爪)月も置いてデプスも置いて準備万端なのにパーマネント破壊カードをいつまで経っても引かない!という時にカーンがサイドから持ってきてくれる訳です。サンキューカーン。ちゅっちゅっ

「液鋼の塗膜」
「マイコシンスの庭」

新たなファイレクシアのカードによってデプスのルートがまた発見されました。少し手順がいりますが、使ってみると意外と早いし「液鋼の塗膜」が定着してしまえばマナ要らず。「暗黒の深部」と「マイコシンスの庭」が置いてあるところに「液鋼の塗膜」で「暗黒の深部」をアーティファクト化して「マイコシンスの庭」のX↷タップ能力でコピーを作って氷カウンターなしの「暗黒の深部」を生み出し誘発召喚。

「演劇の舞台」のように土地起動型能力のみで完結はしませんが、デプス召喚の二の手、三の手としては全然ありです。

血染めの月での誘発を捌ききった後にこれとステージデプスコンボが来る相手は結構しんどいはずです。(長期戦はあまりこちらも望みませんが…。)

「不毛の大地」

割って割られて楽しい土地破壊。
………ふじゃけるなよ?

相手の構えてる「カラカス」をぶち壊したり「不毛の大地」を「不毛の大地」で割ったりします。ハイ。レガシーだとタッチできる土地が多いので割り放題!でもUR系程、積んでないので貧弱です。効果強めなお守りだね。

「魔術遠眼鏡」

非常に優秀なカードです。天敵「カラカス」「不毛の大地」をストップできます。さらにコンボにも対応できる万能眼鏡。読み方「えんがんきょう」かと思ったけど、ギャザルビはムズい。

「峰の恐怖」

めちゃめちゃカッコイイ…。シンプル強いカードですが、このデッキとのシナジーもばっちり!彼が場にいる状態で「マリット・レイジ」が出るとなんと20点が飛んでいきます。ポケモンの「ハサミギロチン」とか「じわれ」と同じ一撃必殺!!!!

………例えに出す技の少なさで世代がバレるな。クソォ!!!

◆戦い方

赤らしく、早く自分のやりたいことを行う。殴れる準備を整える。土地を置かなきゃいけないと勝負にならないデッキですが、マナがたくさんいる訳では無いのでさっさと「血染めの月」や「月の大魔術師」を出して盤面を安定させて、「苦々しい再会」を置き素早くぶん殴る。慎重に動くなら、手札に「カズールの憤怒」が来るまで待ってコンバットに対応してきたのをスタックで確実にプレイヤーにぶち当てるのもアリです。(これはかなり気持ちいい)

◆その他、オススメカード

リストにはないですがあると便利なオススメカードをご紹介します。

「この世界にあらず」

カード名がめちゃくちゃイカしてる!!!
普通に使えば7マナ打ち消しという割の合わなさですが、パワー7以上のクリーチャーを対象にしている呪文だった場合、なんとゼロマナで唱えられるというスグレモノ!「マリッド・レイジ」を守護するスペシャルな呪文です。赤単だとまさか打ち消しがあると思われないので出した時にはビックリしてもらえるかも!ぐへへ!


「完全化の杖」

これはお試しカード。3マナはちょっと重いしライフ削れるしなかなか使い方が難しいカードです。やれること多いけどその前にライフがなくなっちゃいそ…。なんか視点を変えれば色々悪さできそうですが…。細かいですが、「完成化」ではなく「完全化」です。


こんな感じで紹介をさせていただきました。が、この記事を書いている途中にレガシーの禁止カード追加が発表されました。主にURデルバーに使われていた「表現の反復」と白単イニシアチブで使われていた「白羽山の冒険者」の2枚です。どちらもメタゲームのトップを走るカードだっただけに環境はかなり変化するのではと言う予想がされています。そんな中、多くの方が話していたのはコンボデッキの増加と赤単プリズンの増加です。


そう、「赤単」プリズンです。

これは一見、赤単また増えて嬉しいー!と言う赤単ファンである私を喜ばせる予想ですが、これには赤単デプスを使用する側には大きな問題があります。


赤は「血染めの月」、つまりエンチャントが割れない…。







うわあああああああああ!!!!うわっ!うわっ!うわあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!

うわああああああああ!!!!!!!!!!

と嘆いても仕方ありません。
対策としては「液鋼の塗膜」でアーティファクト化して「削剥」なりで割る…。面倒ですが、やらなきゃいけない……やらなきゃいけないんだよ…!!

サイドに「削剥」か「破壊放題」を入れて備えるしかないですね。
このカードを引けなかったらサヨウナラ!

◆おわりに

ここまでお読みいただきありがとうございました!

最後はちょっと不穏な感じで終わってしまいましたが、赤単デプスの独特な動きはやってみるととてもクセになります。

スピードもあり、ロマンもある。なんならわからん殺しができる奇襲性もあります。赤を使ってあなたも20点ぶん殴ってみませんか?

このデッキはまだまだ途上のデッキだと思っています。こんなカード入れてみたら?とかこれはないよ!などもしあればコメントなどお願いいたします!

では、また長文お付き合いありがとうございました!あなたが少しでも赤単デプスに興味を持ってくれたら幸いです。

またね。

ぜんぱい。

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