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#162『長生きしたけりゃ肉は食べるな』若杉友子

 この方の本は2冊目である。前回よりも入って来やすかった。#153の方は妊活限定の内容だったのだが、今回は健康全般の話になっているのが一つ。それとこちらの受け取り準備が少し出来てきたのがまた一つ。丁度体調を崩していたこともあり体が繊細になっていたので、タイミングが良かった。
 私は食材そのものには気を遣っているが、陰陽という考え方はほとんど一切取り入れずにここまで来た。しかし年齢のおかげもあり、ようやく最近その辺りのことが分かってきつつある。それ以前に色々な健康関連の本を読むようになったことで、色々な知見を得たことも多い。
「**を食べると良い」みたいなものを基本的に私は信じない。だが一方でそういう線引きは確実にこの世に存在する。農薬とか添加物とか、そういう物理的な意味での健康/不健康がX軸だとすると、Y軸に、陰陽的に健康/不健康というのがある。私の場合、このY軸の方がずっとお留守だったということである。
 全てを取り入れる気持ちにはならないし、多分それは生きている限りしないだろうと思うのだが、しかし例えば食べ合わせとか調理法とか、そういうことでは、今後やっていきそうである。面白いもので、そういうものは食卓の豊かさと関わっていると思う。一人で暮らし、自分の食べる分だけ、という考えだと、ちゃちゃっと終わらせがちであるが、そこに精神の余裕をもって、今までとは違う意味で食事を大切にしていきたいものである。
 著者が口酸っぱくして言うのが「トマト、ナス、ピーマン、じゃが芋は食べるな」「パン、肉、甘いものは食べるな」。一方、一汁一菜を強く推奨している。意外な所では、卵も大豆も勧めていない。
 その他。
・大豆はナトリウム:カリウム=1:500(ゆえに極陰性)。食べる時は陽性に転じてから。
・味噌は血管内のコレステロールを溶かす
・シュウ酸は胆石、腎結石、尿道結石、骨粗鬆症、貧血の原因になる。法蓮草、トマト、バナナ。
・魚の天日干しは発癌性物質を含む
 
 食生活を更に温かく豊かなものに変えていきたいと思う。

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