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芸宿103 田中宏和個展 「GRAY」

 久しぶりの展覧会の記録記事となります。

 芸宿103ギャラリーにて9月23日(金)〜10月5日(水)の期間、金沢美術工芸大学 彫刻専攻大学院1年生の田中宏和による個展「GRAY」展が開催されています。

展覧会詳細


 記事執筆中の段階で絶賛開催中の展示でございます。

 また、本展覧会はオテラート2022のサテライト会場という位置付けで展開させていただいております。

 オテラート2022の詳細はこちら

 前期後期の日程で分かれており、後期日程9月24日(土)〜10月4日(火)の日程に合わせております。
 小立野周辺のお寺だけでなく、芸宿向かいの天徳院さんも会場ですので一緒に回るのが吉です!

 サテライト会場としてはこちらのページにて紹介させていただいています。

 今年度のテーマが癖ということで、後述する作家の制作スタイルや動機を聞いた感じ。
 広義には思考の癖、手癖といったキーワードでのアプローチが可能かなという考えで連携に取り組んでみました。
 よろしくお願いします。

展覧会について

 展覧会作家である田中宏和は自身がうつ病を患ったという経験をもとに作品制作している作家です。

 僕個人的にも、そういったアプローチの作家というのは大変魅力的だなと思いました。

 ギャラリーの使い方も独特で、靴を脱いで入ってくださいという風に入口で指示される。
 靴を脱ぐという行為は、人の住居に入っていくという、プライベートへのアクセスの際取られる手続きで。
 このたった一つの手続きを挟むことで、内と外という空間の違いを作るアイデアはここで実践された事がなかったので、とても感心しています。

 会場はこのようなふうに、シックな色合いのパネルに焦点が当たるような空間になっています。

 作品の解説については、10月1日に予定されているアーティストトークで詳しくというところですが。

 治療の延長線で作られた作品の中にいると、生きていることという素朴さに感動したり、優しさを感じたりと。

 とてもいい展示だと思います。

トークイベントの告知

 10月1日(土)17:00〜より
 展覧会アーティストである田中宏和と金沢美術工芸大学講師であり、文化研究者の山本浩貴によるトークイベントが企画されています。

 ライブ配信の方は芸宿のYouTubeチャンネルで予定。

 作品について話し合うということですが、今回はオテラート関連企画ということで、癖もテーマにしたお話ができればなと予定しております。

 よろしくお願いします。

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