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7/7 備忘録 芸宿の歴史をざっとまとめる

 今日は芸宿のことについて聞きたいという方が来て、設立メンバーをZOOMで交えての会議があったので、参加したついでにメモした事を共有できる形にしたいので記事としました。

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 芸宿の成り立ち

 立ち上げはは2014年、6月に正式オープンしました。
 場所として美大近くの床屋だった古民家を改装して作られました。

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旧芸宿の写真
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 2013年、ワークショップ「芸食」のフライヤー


  古民家だったので取り壊しが決まり、2018年に現在の場所へと移転しました。

 Q.設立の思いや理由

 いまにしさん
  大学の製薬に乗っ取られない自由なスペースを作りたかった。
  大学のアートスペースで活動したら怒られたので。

  当時、東京のオルタナティブスペースの展覧会や飲み会に誘われた経験から、そ  
  ういうスペースがあったらいいよねと思っている最中、企画をお持ちかけられ 
  た。
  べっぷさん
   実験的にやれる場所が欲しかった。
   大学以外の制作場所が欲しかった。

 Q.芸宿を作って

 個人ではなく、芸宿の場所をフックに金沢に関わりを持つような作家が増えてきた。


 Q.やってきて大変だったこと・地方としての課題

いまにしさん
 (現在、東京に居て)アートスペースは美術界隈の人間だけで成立してその中だけで回ってしまうが、金沢だと観客の少なさが問題となる。
  その点、芸宿は全くアートとは分野の違う人たちが観客として関わることがあったので面白かった。

Q.創設メンバーの現在の関わり

 緩やかに関わりが続いており、周年記念など何かを市に集まっている。
 まるでお盆に親戚の家に集まるみたいな感じ。

Q.今の芸宿はどう?

べっぷさん
 自分行くと、(知らない人がいて)新陳代謝が行われいていると感じると思う.
 (個人的に)自分にとってずっと居心地のいい環境というのも気持ち悪い.

 議題:芸宿の印象

 集合だけが存在して、離散している。
 実体しかない(イベントや集まっていること)しかないので、実態がない。
 集合しかない→コミュニケーションしかない。
 (組織として)何も捉えきれない。
 誰か人や組織に帰属していない。

 議題:キャッチコピー【誰かにとって都合がいい場所】

 住居として暮らしているだけという人がいる。

 芸宿の人ですか?と言われることがあるが、居住していようがそうとは言えないような気持ちになるところ。

 団体の性質があって、資本主義の構造の中である一定のルールとして家賃の支払いなどで(いくら金を払ったか)で集団の中でのイニシアティブが発生する性質があるが、あんまりそれがない。

 通常の団体の運営とはちょっと性質が違う、運営のマッチョさがない、要は適当である。

後書き

 本当に備忘録的であるが、当日ミーティングに参加しながらメモ帳に書き殴った内容をここに記す。

 共同体は内側ではなく、外側が形作られる事で生じる、とこの前読んだ本にあったので、どこかで芸宿の人と言われた事がある人は、芸宿側の人間だと思う。


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