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Blenderで距離フォグ(メモ)

初心者向けは他所様にまかせて、初心者から一歩踏み出した人向けの記事を書いていこう、そう思ってた時期が私にもありました。

今回はちょっと気力が無いので簡単なメモレベルの内容で。

距離フォグ≒空気遠近法

アニメ表現ではよく空気遠近法が使われます。お好きなアニメの背景を見てみてください。遠くに行くほど白っぽい霞がかった色になってますよね?

アニメと言うか絵画技法の基本ですので、絵を描くのであれば必須の知識となります。で、3DCGで何も考えずにレンダリングすると遠い場所でもくっきり色がでてしまうので、絵的な表現の場合は空気遠近法を取り入れる必要があるわけです。

3DCGでこの空気遠近法を実現するには、カメラからの距離に応じて色を変えるコントロールを挟むことになります。

前にオブジェクト間の距離を出したあと割り算で単位化してとかノード組んでたんですが、1発で計算してくれるノードがあったのでご紹介。

その名もMapRangeノード

Camera DataノードのView Distanceと組み合わせると簡単に距離フォグが実現できます。

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From Minは空気フォグを開始する位置。グローバル空間上でのカメラからの距離になります。From Maxは空気フォグが最大でかかる距離。こちらもカメラからの距離です。3DView上ではカメラではなく3DViewの視点からの距離になります。

To Min/To Maxは0~1で出すと便利なので通常そのまま0と1の値にしておきます。これをMixRGBのFacにつないだり、ColorRampを通して色をコントロールしたりします。

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From Min/From Maxはシーン共通で使うことになると思うので、Camera DataとMap Rangeをまとめてグループ化しておくと良いでしょう。

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