味覚の変化がおもしろい

春か夏ぶりにコーラが飲みたくなって買ってみた。

買った理由はクリスマス付近になると妙に飲みたくなる「報せ」が例年通りきたからだ。毎年今くらいの時期にコーラを飲む習慣がある。CMの効果って絶大だ。

これは小6の時にみた記憶が未だにある。テレビの前にいるのにまるでディズニーランドに来ているようなワクワクを感じられ、CMが流れるたびに見入ったものだ。

甘い記憶を回想しながらコーラを口に含んだ直後、あまりの甘さに意識を戻される。

「あれ?こんなに甘かったっけ?」

確かめるためにもう一度口にするも記憶している甘さよりもso sweetだった。体調のせいもあるのかもしれないけどもっと根本的な問題で味覚が変わったんだろうな。

そう思うのには理由がある。

ひとつは去年からジュースを飲む機会がめっきり減ったこと。

それまではマウンテンデューとかゴクリ(グレープフルーツ味)とかモンスターエナジーとか好きでコンビニに寄ればほぼ例外なく買っていた人間が飲みたいと思わなくなったのだ。たまに甘いジュース飲みたくなったらもちろん我らがマウンテンデューを買うけど、そもそもジュースを飲みたいと思わなくなった。甘くて途中で飽きてしまうからだ。

もうひとつは甘い駄菓子が美味しいと感じなくなったこと。

先日駄菓子屋に行った際にモロッコヨーグルトを発見し思い出補正が働き10個買った。小さい頃これが好きでおやつによく食べていた。好きすぎてカップを切って中を舐めるところまでやる熱狂的なファンだった。

甘い記憶を回想しながら口に含んだ直後、「なんかこれ違う感」に意識を戻される。味は変わっていないはずだ。でも小さい頃に食べた時の感動がなかった。ジャリジャリしていて油っぽくて一口食べて相方にあげてしまった。きなこ棒は相変わらずうまかったけど。

だからと言って甘いもの全般食べないかと言ったらそれは違う。

チョコレートはよく食べるし野菜かりんとうは好物だ。ケーキもシュークリームもアイスも好きだ。でも一度に食べる量は減った。

男って年齢重ねると甘いのを敬遠するようになるんだろうか。大人の男性ってそういうイメージあるし(唇と乳首が黒い人は甘いの嫌いな印象がある)。年齢のせいなんでしょうか。

思い返してみれば小さい頃は苦いもの全般ダメだったもんなぁ。今でこそコーヒーとかビールを美味しいと感じるけど小さい頃は烏龍茶さえ苦くて飲めなかった。

ふむふむ、これからもっと年を重ねるとどんな風に味覚が変わって行くのか楽しみだ。

できれば生臭いのが苦にならずに食べられるようになっていてほしい。さんまとか鯖を焼いたやつを綺麗に食べられるようになりたい願望があるからだ。

ぷりーず!

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