寄り道が好き
RPGゲームのプレイスタイルは2通りあると思う。
・クリアを重視するタイプ
・道程を楽しむタイプ
具体的な方がわかりやすいから、ポケモンを例として話を進める。
クリアを重視するタイプ
「ラスボスの首をいかに早くとるか」。この一点しか考えていない!
最低限のポケモン(3体くらい)だけを育てて高レベルで屈強な”しもべ”を作る。パートナーではなく”しもべ”だ。無駄のない育成スタイルだからタイプ相性が不利でもレベル差でのゴリ押しが可能になり大抵の敵はなす術もなく沈んでいく。アーメン。
「ポケモン図鑑の完成」という概念はそもそも無いから、オオキド博士は人選ミスを激しく悔いているだろう。
道程を楽しむタイプ
とにかくリサーチと寄り道が大好き!
行けるところは隈なく歩き、別に戦わなくてもいいような敵とやたら戦う。隔離されている「いかにもレアポケモンが出そうな草むら」とサファリパークが大好物なところが最大の特徴だ。ダンジョンに入ると「アイテムの取りこぼし」が心配でなかなか出られない点も留意しよう。
だからたまたま見つけた発電所や孤島で伝説のポケモンを見つけたりするのもこっちのタイプ。オオキド博士が望む人材。
あなたはどっちタイプでしょうか。
俺は断然後者だ。
知らないままに進んでいくってどうしてもできない。もしそうしたとしたら絶対に後ろ髪を引かれることがわかりきっているもん。そうなって戻るよりは好奇心の赴くままに行動した方が効率がいい。その方が楽しいし。
それにね。寄り道って好きなんですわ。
寄り道したい時って好奇心が元気になっている時だと思う。
好奇心って自分のふかーいところにある本音だ。それもポジティブなやつ。自分が嫌いなことに対しては好奇心を抱かないことがその証拠だ。
という言い訳を盾に人生も考えも寄り道しまくっている。
さっきブログ用にプロフィール記事を作っていた。
自分の来歴を洗い出し、遠い記憶の箱をつついたりして客観的に自身をみる作業をした。
「寄り道しすぎて蛇行しまくりだけど30年生きたんだな」
当事者なのに他人の人生譚を聞いたみたいな感覚に陥りとても不思議だった。
さらに不思議なのがここから。
気がついたら小説を書こうとしていたのです。
こういうことを日本語で「急展開」といいます。小説なんか書いたことないのに、キャラ設定やら物語の展開だったりを書き出していた。しかも書きたい内容が割と定まっていたから知人に取材のアポも取っていた。ジワる。
プロフィール記事ができたら是非それを読んでいただきたいんだが、本当に寄り道だらけでだらしない人生だと感じると思う。そこは覚悟している。でも、ひとつだけ裏切らずに生きてきたものがある。それは「好奇心」だ。
人生を振り返ってみてその時の選択が間違っていたとしても、その瞬間に全力でワクワクできたならそれでいいと思っている。それがなくなったら俺は光速でじいさんになるだろう。
それも踏まえて俺は寄り道が好きだ。可能性に出会えそうだしね。
小説。書いたことないから結構ガタガタになりそうだけどできたらアップするので優しくたしなめてください。
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