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大分カイコウcamp Vol.2「観光」~インバウンド観光客に響く、大分の観光コンテンツづくりとは?~を開催しました。(2日目)

大分カイコウcamp Vol.2 2日目、前日トークセッションで登壇されたトラベロコの岡慧隼さん・フリーライターの伊佐知美さん・TABIPPOの小泉翔さんのお三方に参加企業さんへのメンターとして、アドバイスやアイディア出しなどのお手伝いをしていただきました。1企業20分ごとにゲストを周り、一人ひとりじっくりとディスカッションを行いました。

参加企業紹介

今回は以下の4社の方々に参加していただきました。
体験型の竹差細工の提供やシェアアトリエを運営されている こじまちから さん。
県内各地でウエディングのコーディネーションから実施、撮影までを行っているゆとりっぷウエディングさん。
VRの技術を使用して、観光地を体験してもらう「あVRやツアー」のサービス提供の展開をしている地域クリエイト株式会社さん。
手ぶらで初心者でもドラゴンタチウオ釣りが出来るフィッシングツアーを運営している釣具のまつきさん。

竹細工・シェアアトリエを広げるためには。

コジマチカラさんは、竹細工を広げるとともに地域密着型のシェアアトリエの運営をしています。そこで今考えているコジマチカラさんのアイディアを共有した後、ゲストの方々に体験を元アドバイスをいただいていました。

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岡さんは外国人観光客の声を元に「外国人は体験もそうなのですが、お土産としても持って帰れる物が人気ですので、シェアアトリエで竹細工を体験したものを持って帰れるサイズのものが作れるとよいと思います。また、今の外国人観光客はネイチャーツアーを調べてくる方が多いです。しかし、そういった観光コンテンツが中々なく、SNSなどで探してやっと見つけられる状況ですので、このアトリエに観光客をつなぐ見せ方としては、「”竹を使った”ものづくり」というPRを積極的に行うのが良いのではないでしょうか。」

タチウオ釣りのPR方法

釣具のまつきの三重野さんは船をチャーターして手ぶらでタチウオのツアーをしているのですが、「PRの方法が分からない」「釣っても船上で食べられない」「船をチャーターする場合、原価率を考えると8名でないとできない」このような課題について相談されていました。

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「PRの方法」については、伊佐さんに相談をすると「タチウオの写真をきれいに撮り、イメージをもっと初心者向けに分かりやすくしてみてはどうでしょう?また、観光客の方は釣り人と違い、自分で釣ったお魚を漁師めしのように食べたいので、是非ツアーに組み込みましょう!」「WEBサイトについては、今お話を伺って、別府近郊で獲れるタチウオは希少価値がとても高い!と感じたので、どのような魚でどのような釣り道具を使っているのか、しっかりと情報として書くのもよさそうです。カメラマンをつけて、モニターツアーをした様子を記事にして載せてみるとか。」

岡さんは「船をチャーターする場合、8人ではないとできない」との課題に対し、「それであれば、1人で旅をしているバックパッカーをターゲットにするよりも、家族連れをターゲットにして旅館と提携してツアーに組み込んでみるのもいいのではないでしょうか?そうすれば家族2組で8名になりますよね。または、8人と人数をこだわらず中国人の富裕層向けに、1人単価を上げて、通訳を同乗させるなど質の高いプランを作ってみるとよいかもしれないですね。」

お金をかけないPR方法はどのようにしたら。

結婚式の素晴らしさを知ってもらいたいと活動している、ゆとりっぷウエディングさん。しかし、広告に費用がかけられず顧客集客に問題を抱えている旨を相談されていました。

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ゆとりっぷウエディングのWEBサイトの現状を知り小泉さんは
「この事業は、ユーザーが見てすぐどのようなサービスか分かるようなブランディングと口コミが必要ですね。」

伊佐さんは「費用がかからないPRとしては、今あるWEBサイトに結婚式までの裏方のダイジェスト版や利用者にインタビューした動画をアップしてみてはどうでしょうか?結婚式の様子も大事ですが、ユーザーはなぜこのサービスを利用したいのか知りたいと思うので、どのような想いでゆとりっぷさんで結婚式をあげたのかなど、インタビューをしてもいいかもしれないですね。」

どのようなVR観光コンテンツが人気がでるのか?

VRの動画提供をするにあたってお客様の知らない事とニーズと合わせるためには、どのようにすればよいのか悩んでいる地域クリエイト株式会社さん。元々全く違う業界から、観光業界に参入しているという事もあり、「観光」についての勉強やコネクション作りについても相談されていました。

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今取り組んでいるVR動画の具体例を聞いた伊佐さんは「女性には、VRはあまり普及していない印象ですね。きっと、食事よりもこれから行ってみたい!と思う観光地について見てみたいと思うので、風景や夜景などの方が良さそうですね。参考になるかわからないのですが、VLOGという普段の日常をYou Tubeにあげている方が人気だったりするので、何気ない日常の風景とかをVRにしてみても面白いかもしれませんね」

まとめ

DAY1と違い膝詰めの空間の中で、ゲストと親密に話す事ができたので、「これしてみたら面白そう」「〇〇ツアーしましょう!」とアドバイスも具体的で、かつその企業にあったアイディアがあげられていました。
次回は12月12日(木)別府市鉄輪の冨士屋Gallery一也百-はなやもも-で「アウトバウンド」~大分の魅力ある商品を海外へ販路開拓するには?~をテーマに開催する予定ですので、興味のある方はぜひお越しください。詳細はこちらからご覧いただけます。
https://www.facebook.com/events/2022217937881188/

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