ブスを代表して、全ての男性に告ぐ
いじられて笑えるようになったのは、いつからだろうか。「お前、ほんとブスだよな」と言われ、わたしの顔が不特定多数の笑いの的となることに、なんの違和感も覚えなくなった。
飲み会で不定期にやってくるその瞬間は、もう一つのイベントみたいなものになっていて、その場でヒスになって泣き出したりせず、上手に対処できるようになっていた。
聞き分けのいいブス、ちょっと大人なブス、身分をわきまえているブス。
そのどれに自分が当てはまっているのか、当てはまってしまっているのかは、自分じゃわからない