流行る言葉って作れるもの?

毎年暮れになると発表される「流行語大賞」。CMや有名人の言葉が多いが今は、SNSから生まれる言葉も多い。私も学生時代に「私たちが流行語の発信源になろう」などと無謀なことを考えたことがある。結局流行らなかったけど。

その1「ギャフン」

「ギャフンと言わせてやる」という言葉、聞いたことのある人は多いのでは?でも、現実に「ギャフン」と言っている人を見たことがあるだろうか?私たちはそこに目を付けた。何か痛いところを突かれた時、図星を言われた時、迷わず「ギャフン」と言う。

その2「ウシ〜」

その年が丑年だったこともあり、イライラした時に思わず漏れる言葉「もうっ」を「ウシ〜」に置き換えてしまおうというもの。「もうっ」は聞いている方もイラっとするが、「ウシ〜」なら言葉の響きがおもしろくてなんだか許せる気がしたからだ。

どちらも仲間内ではものすごく浸透した。だが、それまでだった。それほど親しくない友人の前で使っても採用されなかった。夢は消された・・・

社会人になってからもチャンスはあった。とある企業の女子更衣室が狭く、移動するときに「後ろ(通るので)すいません」と言うのが日常だった。

しかしある時、事態は変わった。1人の同僚が「ごめんなすって、ごめんなすって」と言いながら通り過ぎたのである。「それいいやん!」と同僚内で即採用され、以後狭い場所での行き来には「ごめんなすって」が使われた。「流行したらおもしろいね」と意気込んでいたが、当然のことながら、社内の女子それも一部にとどまった。

今の時代は、Twitterやインスタがあるため、誰でも簡単に流行語を生み出せるのかもしれない。誰が発信源かわからない言葉も多いがネットユーザーのワードセンスは羨ましい。

そして我が家では、吉本新喜劇発端と思われる「なんてこった」「パンナコッタ」のコールアンドレスポンスのようなやり取りが今も流行中だ。




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