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ちょっとオタクが通ります※キモ自分語り


ちょっとオタクいいですか?元・・・・彼の影響で好きになったあの名作漫画(※全人類読むべき)が1億部突破したそうで。。。
あれから10年ですって・・・。ヒロアカとともに人生を歩んできたと言っても過言ではない!過言ではないと言っても過言ではない!(ラジオ母ちゃん


5月からはアニメ7期も始まるし、(※既に4月に公開されてる振り返り的なアレもめっちゃ良いのでTVerかネトフリで見て)も~本当にめでたい。
地方紙掲載は、TLが毎日楽しくて大変よろしかった。ありがとう。ありがとう。ありがとう。。。。。

そいでさ~40巻、読みました?あたいは読みました。あのさ~~~~~控えめに言って名作じゃん・・・・・ね・・・・?

目次見たワイ「このポヤポヤなんや?かわえ~写真撮って姉に送ったろ」
読み進めたワイ「ポ・・・・・ポヤポヤ・・・・・・😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭😭」

単行本派なオタクなんですわ


問題の黙示
ぽや、、


しみじみ、轟炎司を描いた堀越先生のすごさにシビれッちまったわけです。(弓場ちゃん)

このひとが 初恋だったら やばかった
(5 7 5)


以降、ひたすらにオタクの萌え語りになるので、あの・・・・キモいので・・・・・・・・・帰ってください・・・・。
(とはいえ同じ熱量でヒロアカを好きな人が周りにいないからここで消化させて・・・・・・・・・・。)



<誰もが頑張る物語>

当初は、ヒーローの卵たち=A組、B組その他高校生が一生懸命に「プロのヒーロー」を目指す、彼らの成長を描いた作品ととらえていた。特に聖書と呼ばれる(私だけがそう言っている)33巻は、A組の生徒ひとりひとりが確実に主人公を救う「ヒーロー」となっていたし、当初の解釈は間違ってはいないと思っている。※それだけでも読む価値があるので、一刻も早く読んでほしい。

例の聖書ですわ
みんなが最高のヒーローになるんだ!


一方で、成長しているのは生徒たちだけではなかった。不測の事態で成長を続ける高校生がいる中で、巨悪から彼らを守ろうとする大人たちがいて、大人たちもそれぞれに成長を続けている。
もちろんヒーローだけではない。敵も、思いがあって、強い力で成長していく。

登場人物のだれもが、急に覚醒してチート能力を得ることはない。
ヒロアカでは全員が努力と、その方向に努力した理由が描かれている。悪く言えば理屈っぽい。必ず筋が通るように話が出来ているのもヒロアカの良い点で、「え、なんで?あの時こういってたじゃん」「あの行動の意味は?」「なーんだ、チートパワーでうやむや制圧エンドかよ」とならないような描き込み量である。(そのおかげで無事推しはズタズタになったりもしたけど、わたしは元気です)

愚直に、ひたむきに、努力した結果を見せつけられて、胸を熱くさせない方が無理な話だ。


<当然、ヒーローも人間である>

1巻を読んだときから何度も出てくる「たすける」という言葉。ルビが振られている文字を読んだとき、なんで?と思った。「助ける」でいいじゃないかと。

40巻まで読んできて、今なら分かる。ヒーローの仕事は悪を制圧することだけではなく、文字通り人々を苦しみから救うことも含まれるのだと思う。聖書(※33巻)の、ヒロイン(便宜上の表現です)が、主人公を守る場面は、名シーンのひとつだ。あまりにも「救ける」という表現がぴったりだった。苦しむヒーローを見て、しみじみ、ヒーローもまた人間なのだと実感させられた。ヒーローは職業であって、特別な人間ではない。

ヒーローが辛い時
ヒーローたちが辛い時
ヒーローを守るのはきっとー

聖書ばっかり

主人公も、ライバルも、悪を実行した者たちも、正義として生きる者たちも、皆平等に、前提として人間である。それぞれに信念があったり、なかったり、間違えたりして生きている。

そこに描かれる苦悩や葛藤が、あまりにも生々しくて、一方的に敵を責める気にはなれないし、かと言ってヒーローを非難する気にもなれない。ただただ、理解し合えればなあと思う。

轟家の確執はヒロアカのストーリーで最も大事な部分の一つだと思うのだけど、その中で思うのは、「善悪」とか「正誤」とか、そういうのって白黒はっきり決まっていることじゃないなということ。
グレーゾーンが多くあって、「あれは正しかった」とか「こうしておけばよかった」とか、あとから判断つくことの方が多い。第三者が決めることでもないし、すべて結果論なのだ。敵は、ただ、その時のルールに逸脱してしまっただけ。轟家は、家族それぞれの付き合い方を誤っただけ。
漫画というファンタジーに、あまりにも現実的な「正解・不正解のない問題」を落とし込むことで、あ〜!こいつら生きてんな〜!と思わさせられる。

何もかもぶっ壊したいという気持ちも、何もできないしょうもないやつだけど誰かについていけば何か成したことにできるかもという期待も、すきなひとと同じになりたい気持ちも、何度裏切られても今度こそはって思ってしまうことも、分かっちゃうんだよな。


<轟炎司という不完全なヒーローの存在>

♪無責任ヒーロー/旧関ジャニ∞ではない。

轟炎司という存在がヒロアカという漫画の厚みを出していると言っても過言ではない。過言ではないと言っても過言ではない(ラジオ母ちゃん)(二度目)。

公式のプロフィールを見てみましょう。

「焦凍や家族たちが誇れるヒーローになると心に誓う。」!?!??!?!?


「焦凍や家族たちが誇れるヒーローになると心に誓う。」?!??!?!?

よ、よすぎる・・・・・・・・・・・・・・・・・・。また打ちのめされた・・・。

憤怒と目標と苦渋と責任を負った不完全で不器用なナンバーワンヒーローを描いた堀越のすごさと言ったらない。

「エンデヴァー」の面と、「轟炎司」の面の両方を丁寧に描いていて、トップヒーローとただの情けない父親の境目を見るたびに苦しくなった。
彼もまた、物語の中で成長していく者のひとりで、その中でもとても「大人」「社会人」然としており、大変に胸が締め付けられました。

敵となった息子に、家庭内の問題を世間に暴露されるシーンはひどく気の毒で、でも、彼も、他のヒーローも一人の人間だと理解される足がかりになったのではないかと思う。頼むからせめてそうであってくれ。
誰もが完全じゃない。誰もがひとりでは生きられない。彼を一生懸命救けるのは、別のヒーローであり、彼の熱心なファンであり、家族である。思いやりのSDGs完成してない?循環型社会じゃない?ここだけCO2少なくない?(燃焼系ヒーローなのにな)(混乱しています)

家族の扱いとか、反省とか、後悔とか、見えにくかった愛情とか。こんなに不器用な人間が身近にいたらさ、めんどくせ!って思っちゃうし、嫌ってしまうかもしれない。けれど、それでも愛しいな~と思うのは、どんなに逆向でも、とにかくパワー!努力!がんばる!成果見て!というタイプだから・・・。(ちょっとバカすぎてごめん)

轟炎司の個性が、「ヘルフレイム」なのもすごく良い。熱い男なんですわ・・・。胸の内に熱いもの、もってんすわ・・・・・・・。暑苦しい男、大好きなんですわ・・・。


エンデヴァーの心が折れた時、苦労した家族たちの声は、最低限だな、と思うほどのやさしさだったけれど、ヒーローだろと背中を押すことは家族にしかできないことで、「ヒーローを職業にしている夫・親」という生々しい図を見れたのが凄く良かった。不器用な轟炎司はヒーローと親をうまく使い分けられないひとなんだなと思うし、家族があってこそヒーローになれる可愛い人だと思う。

不器用な家族。雪美ちゃんが「表面を取り繕ってた」と言った時、生々しさにゲロ吐いた。そうやって表面でもキレイにする努力って、悪いことじゃないと思う。エンデヴァーを嫌悪する夏雄くんにも、それなりの後悔と、簡単には許せないよというプライドがあって、、、うう、、ああ、、、(語彙喪失)。

堀越、「人間」を描くのが上手すぎる。


世間にとって、完全不動のナンバーワンの印象がポジティブすぎた。一人じゃなかったけど、一人で完全試合やってるように見えていた。本人が望むとおり、社会の「精神的支柱」になれていたし、終わり方も「勇退」そのものだった。世間は次のナンバーワンにも同じようなふるまいを求めてしまう。同じ人間じゃないし、清く正しく美しくなんてできないに決まってるのにね。見たいものだけ見るという人間の性質をすごく丁寧に描いていて、本当に描写力に驚かされますわ!はあ!

じゃあそのナンバーワンがいない方がよかったか、と言われると、そうではなくて、彼がいたからこそ救われた命、平和な世界、努力した人々がいるわけで。そういうめぐり合わせを描いている・・・堀越耕平、すごすぎない???!?としか言いようがない。

1個の漫画にどれだけ詰め込むんだ。ひとつの地獄から芋づる式にたくさんの物語が丁寧に描かれていて、逆伊坂幸太郎かよ、と思います。ひとりSDGsなのかもね!ガッハッハ(?)


<今年終わるそうじゃないですか>

堀越先生に圧倒的感謝。登場人物すべてに愛情をもって描いているのが伝わってくるな~なんて思ったのは初めてで、一生だいすきな名作です。
終わるのはさみしいけどさ~!
こんな良作に出会えてさ〜!人生ハッピー!何度も読んで何度も泣くんだろうな。

完結まであとすこし。それまでにこの溢れる思いをなんとなく文章にできてよかった〜!(最近脳が死んでるので)(こんなに轟炎司さんのことを書きましたがわたしの推しは透過しちゃうプリティーボーイです)




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