顔が見える範囲の人に向けたサービスをつくる
もう少しで3人で更新しているnoteも50回!
スタートから一年「note読んでるよ」っていってもらえることも増えてきてとてもうれしいです。
今回は、直接デイサービスのこととは関係ないんですが、いまぼくが働いている京都のNINIROOMというカフェ/ゲストハウスについての話です。
NINIROOM自体は今年で7年目なのですが、自分たちで本格的にランチを運営し出してからはまだ半年ちょっと。それ以前は、間借り式でシェフを募集して平日のランチをしていました。
平日のランチをはじめて「NINIROOMの周りにはこんな人たちがいたんだ」ということに気づきました。
ゲストハウスだと、どうしても遠方のゲストを迎え入れることが多くなります。ランチを自分たちで始めたことで、この近くで働いている人や暮らしている人たちのことを知る機会ができました。
近くの職場から毎週来てくれる方、隔週の病院の帰りに寄ってくださる方、赤ちゃんを連れてのんびりと過ごしてくださる方…。
「ごちそうさまでした!美味しかったです〜」という言葉だけじゃなく「また楽しみにしています」という言葉をもらうこともあります。
最初は漠然としたペルソナを思い浮かべてサービスの骨格を考えてきたけれど、来てくださる方の顔が見えるようになってくると、メニューだけじゃなく、店内のレイアウトなど(並べる本や生ける花や音楽などなど)もこう変えてみようかな、と具体的なアイデアが浮かんできます。なにより反応がリアルなので、運営していて(うまくいかないことも含めて)楽しいです。
うまく言葉にできないのですが、1回1回の経済的なインパクトは小さくとも、ちゃんと目の前の人の生活の一部に、少しでも価値のあるものを提供できているのかなと思うとやりがいを感じます。
デイサービスは、時間的にも活動的にも、ランチ以上に利用してくださる方の生活の一部をつくる仕事。目の前のひとりひとりと関係をつくって、来てもらった後に、ちょっとでも「なんか今日も良かったなあ」と思ってもらえる場になるといいなと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?