表記回文と読み回文
定義
「現実的目的実現」「人物見る見物人」のように、漢字は漢字のまま、表記レベルで回文にするものを“表記回文”とする。
表記回文は、かなに直した状態が回文でなくてもよい。
一方「観戦可」「作る靴」のように、無加工では回文の要件を満たさないが、かなに直したとき回文になるものは“読み回文”とする。
ちなみに“かなに直す必要がなく、元々かな表記だけで構成された回文”も“表記回文”である。
(つまり、表記回文と読み回文の要件を両方満たすときは表記回文として扱う)
表記回文のほうが優れている理由
回文の本質は、見た目を揃えるという“視覚のゲーム”であるため、無加工で表記が一致する表記回文のほうが理想的であり、美しい回文である。
読み回文は読者に“かなへの変換”という作業を要求するため、洗練されていない印象を受ける。
回文になっているかどうかの検算の容易さにおいても、表記回文のほうが上である。
(文/SIX)
from 韻韻
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関連項目
座右の銘“検算の面倒な言葉遊びは低評価”
変更履歴
2018.3.12 下書き
2021.8.19 清書
2021.11.3 メールマガジンにて公開
2022.7.4 note用に改稿
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