おいなり達也🦊

こんにちわ。短編小説やらネタ台本など書いています。 北海道・帯広出身 🦊きつね日和⛅…

おいなり達也🦊

こんにちわ。短編小説やらネタ台本など書いています。 北海道・帯広出身 🦊きつね日和⛅ 📔資格⇒ 柔道初段・AV検定1級・パンシェルジュ検定3級・いなり寿司マイスター🦊 きつね日和情報サイト🦊→【https://lit.link/kitunebiyori

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口裂け女の消失

「……私……キレイ?」 顔の半分を隠す大きめなマスクに、赤いトレンチコートを着た背の高い女性が、こちらを見下す様にジトっと見つめながら訊ねてきた。 「……はい。綺麗だと思います」 その問いに、俺は彼女を見てそう素直に答えた。 すると彼女は、突然マスクに手をかけた。 「こ~れ~で~もぉぉおおおおおおおお!!!!!!」 そう言って彼女がマスクを外すと、口の端から耳まで大きく裂けた真っ赤な口が露出し、そしてその大きな口は不気味に笑っていた。 それを、見た瞬間俺は目を見

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    • 私の助手が天災すぎる【短編小説】

      私は科学者である。 五歳の誕生日にプレゼントされた、ジュール・ヴェルヌ作『海底2万マイル』を見て以来どっぷりと科学の世界にハマりこんでしまった。 それからというもの科学という名がつくものには全てに飛びつき、バカバカしい空想話を口走っていた私は、いつしか周りから変人扱いされ常に孤立していた。 だがそんなものは苦ではなかった。そのくらい私は科学に魅了されていたのだ。 今まで科学に情熱を燃やし様々な物を発明してきた。 だがどれも世間には評価はされず、地域新聞の一部に面白ご

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