私の助手が天災すぎる【短編小説】
私は科学者である。
五歳の誕生日にプレゼントされた、ジュール・ヴェルヌ作『海底2万マイル』を見て以来どっぷりと科学の世界にハマりこんでしまった。
それからというもの科学という名がつくものには全てに飛びつき、バカバカしい空想話を口走っていた私は、いつしか周りから変人扱いされ常に孤立していた。
だがそんなものは苦ではなかった。そのくらい私は科学に魅了されていたのだ。
今まで科学に情熱を燃やし様々な物を発明してきた。
だがどれも世間には評価はされず、地域新聞の一部に面白ご