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身代金は、よく払う

今日は「身代金は、よく払う」というお話をしたいと思います。


これはサイバー攻撃の被害者に要求される身代金なんですが、復旧するためなら支払うという被害者が8割もいるんです。


8割というとよほどですよね。


結構びっくりします。


これはIT関係の責任者やセキュリティを管理している人、300人ほどから聞いたそうなんですね。


なぜ8割もの被害者が、支払いに応じてしまうのかというと、


やっぱりデータの復旧と復元をすぐに直したい。


迅速に身代金を払ってお金で解決するほうが安いと考えるらしくて、払う方に傾いてしまうみたいなんです。


例えばランサムウェアと呼ばれるコンピューターウイルスだと、何をするにも暗号化されてしまって、「解除するにはこれだけお金を払ってくれないと解除しねーぞ!」みたいな要求をしてくるんですね。


面白いのは、犯罪者側も「ギリギリ払えるんじゃないかなぁ」というぐらいの金額を要求してきたりします。


だいたい100万ドルくらいですね。


日本円だと1億6000万円ぐらいでしょうか。


これを支払って今すぐに解除されるなら払ってしまおうということになるみたい。


それにしても、80%が身代金に応じるというのは、ちょっとびっくりですよね。


最近の事件だと、DMMビットコインの550億円のビットコインが盗まれちゃったり、角川ドワンゴ社のウイルス感染でシステムが完全停止したりしています。


ニコニコ動画も完全停止みたいになってましたよね。


社内のパソコンの電源を落としても、また電源をつけるとウイルスが動き出すそうで、「もうコンセントを抜く!」みたいなアナログ的な手法で対応したみたいですね。


そして、社長さんの自宅の電話番号がバラされちゃって、いたずら電話がめっちゃかかってきちゃうとかになってたりします。


そして、大事なところなんですけど、


身代金を払っても解除されないという場合も実際あるみたいなんです。


でも8割方の責任者が払ってしまうということを見ると、身代金に応じたら解除されるという実績があるんでしょうね。


何でもそうかもしれませんが、テクノロジーが発展していく、攻撃力も上がって行くと共に守備力もつけていかないといけません。


これは国民一人一人にも言えることだと思うんですが、


個人レベルでも社会に対して、攻撃力と守備力の知識を仕入れていかないといけないと思うんですよね。


パリオリンピックでバスケットやサッカーをやっているじゃないですか。


点を取られないように、点を取っていく。


テクノロジーが進歩していけば自然と守備力も上がっていくはずなんですけど、本当にどちらもおろそかにしてはいけない面だなと思いました。


それではまた!

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