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[ゲーム感想] メダル・オブ・オナー

PS3
入手価格 528円
プレイ時間約5時間30分 キャンペーンクリア

”史実に基づく戦場と真の英雄。舞台は現代のアフガニスタンへ。”

WW2のFPSとして、長くシリーズ化されていたメダル・オブ・オナー。
長い歴史の中で初めて設定を現代戦へ。
小隊や特殊部隊の一員として、CPU操作の仲間と共に戦うFPS。
各地で勃発する紛争の裏で活躍する特殊部隊の活躍。リアルな描写で、テロリストとの息詰まる闘いが描かれている。

・前作からの違い

開発会社も変わり、時代設定も変わり、操作性も変わり、前作と比べる事に全く意味がないと思うが、前作から腰抜かすぐらい進化した。というよりは生まれ変わった別物。
前作も十分楽しめたが、今作を見るとPS2レベルと感じざるを得ない。同じハードとは思えない程、元から変わっている。
ある程度の広さがあるステージで、ルートには少し柔軟性もあるが、基本的に一本道。
一人でスーパーマン的な活躍するわけでなく、仲間と共闘しながらの立ち回りを要求される。シナリオごとにキャラクターが交わり、いろんな立場でいろんな人が関わるプロジェクトを思わせる。

・ゲームとしてリアル

打ち抜く感覚、音、操作性等、シューティングとして軸の完成度が抜群に高く、アドレナリンが出続けてやめ時を見失う。
特に適度で爽快なオートエイムが素晴らしい。PS4でもここまで出来ていないFPSはある。
右に進め、上から攻めろ、〇時方向に敵等、台詞で有効な情報を伝えてくれるのが楽しくその気にさせる。隊の一員として、仲間と共にを意識させる創り。周りを敵に囲まれて絶対的なピンチを仲間と闘い、もう駄目だと思った時に友軍ヘリが助けてくれるなど、熱い演出と素晴らしいムービーが映画を思わせる。

・気になった点

ワンコインで個人的には気にならないが、キャンペーン5時間のボリュームはさすがに少なく感じる。倍あって良いぐらい。オンラインがない今、この完成度の世界でもっと遊ばせてほしい。
ゲーム内で描かれる、アメリカis正義、テロリストis悪、の描写は、まあ演出・ゲームとしてありだが、若干気味の悪さを感じる。絶対悪はない、の部分を少しでも感じさせてほしかった。
一番気になるのは、これがMOHである必要があるのか、という点。

・ライバルが多すぎる

身内にバトルフィールド。ライバルにコール・オブ・デューティを筆頭に、2010年近辺のFPSは花盛り。化け物モダンウォーフェアもあって、これだけのソフトでも難しい時期。
これまで付いていたサブタイトルを廃し、リブート作品として相当の意気込みで発売されたと思う。
オンラインはもちろん終わっているので、オフのボリュームに納得できれば、今遊んでも楽しめる完成度。

その他

・目力だけで表現される、中間管理職の苦悩
・台詞音量が少し小さい所は、BGM・環境音を下げれば聞きやすく

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