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ヘルスケア新聞 薬と食事の話

こんにちは!大井田薬局です。
気温も下がってきて、お鍋がおいしい季節になってきましたね。

ぜひ、弊社の所在地でもある下仁田のネギもお忘れなくどうぞ。


今回は、食事と薬についての記事になります。
年末年始に向けて飲み会など外食に機会も増えるかとは思いますが、治療や薬にどのような影響があるのか、発信できればと思います。


今回も最後までよろしくお願いします!


その1 食後に飲む薬と、食前に飲む薬があるのはなぜでしょう


食前と食後で何が変わるのでしょうか?
薬は食事の影響を受けます


食事で効果が強くなる薬、効果が弱くなる薬があります。
副作用と防ぐためだったり、効果の増強を期待して設定していたりするので、適切な効果を得るために基本的には指示通りの服用がおすすめです。


ただし、中には食事の影響と関係なく、食後服用の設定がされている薬もあります。これは、薬の開発の際に臨床試験を食後で行ったからという理由があります。


その2 なぜグレープフルーツジュースを飲んでるか聞かれるのか


グレープフルーツなど柑橘系に含まれる、フラノクマリン類が薬の代謝に影響します。そのため、多くの薬局では質問されます。


ただし、グレープフルーツジュースだけに含まれるわけではなく、他の柑橘系にも含まれます。良く飲まれて、多く含まれるので代表的に言われているんですね。


一方、温州みかんやゆずやイヨカン、スダチなどにはあまり含まれないので影響は少ないと思われます。


その3 お酒を飲んだ後、飲むときは薬を飲んでいいの?

基本的におすすめしません。
いくつか理由があります。

  • 抗ヒスタミン薬や睡眠薬、抗うつ病薬など中枢神経に作用する薬を服用している方は、作用が強くなる傾向にある。

  • 高血圧の薬を飲んでいる方はアルコールと相乗効果で血圧下がりすぎる可能性がある。

  • アルコールにより肝臓による糖新生が邪魔されるので、血糖値にも影響がある。

など、影響があります。

個人差はありますが、60~70㎏の体重の方で、500mlビールのアルコールを分解するのに、3~4時間かかるといわれています。

飲み会の後の薬の服用は気を付けた方がよさそうですね。

以上になります。


いかがだったでしょうか。

今回紹介したパターン以外にも食事と薬の影響は様々あります。


イベントごとも増えるこれからの季節、食事と薬の関係について理解を深め、おいしい食事を楽しんでいきましょう!


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