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女子が終活ノートに書くべきはパンツのサイズ


デイケアのお風呂場で働き5年目。よくわかった。

女性が要介護になると、布パンツのサイズが合っていない。小さ過ぎるのだ。

※ちなみに少数ながらもブラ案件もあり、そちらも同様の事態。

その小さなパンツを本人もがんばるし、我々もなんとか履かせようとする。
ご家族が持たせてくれた着替えなのだ。なんとか履かせたい。
けれど食い込みが強く、
「痛いからやめる」と言う。

こちらから見ても痛そうで、もっともだと思う。
仕方なく紙パンツをお貸ししたり、
そもそもお風呂に来た時に履いていないのも無理もない。

認知症があると素直なので、
痛ければそれを脱ぐのは自然な事。

小さ過ぎて、と何度も家族に伝えるが、なかなか届かないのがジャストなそれ。

買いに行くのが夫や息子な場合に、こうなる。
なぜだか男性は、妻や母を小さく見積もりがち。

そもそも買いに行くべき店すら見当つかないご様子。

さもありなん。
私とて同じだ、夫は私がそれをどの店で購入しているのか知らない。

私がある日買いに行けなくなったら、夫が買いに行くだろうが、

私にとって不適切な素材で不適切なサイズのそれを買ってこられたら、私は嫌だ。履きたくない。

履かされたら、怒って脱ぐかもしれない。
そしてそれを「下着への拒否が強い」などと言われたら、悲しすぎる。

ゆえに、
女子が終活ノートに書くべきは、
不快でなく履けるパンツについての情報だ。

購入店はどこか
どこのメーカーか
サイズは何だ
色は
素材は

全てをクリアさせるのは難しいだろう。世の夫たちにはインポッシブルな買い物なのだよ本当に。

ならばせめて、
コレだけは譲れない条件 を明らかにさせておこう。

夫よ、私は綿100%だ。

あなたの譲れない条件は?

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