― 夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡 ― 古代奥州藤原氏の頃よりこの地で馬が飼育されて来たと伝わる。 近世は奥州街道「中田宿」伝馬供給の重要な拠点となった。
杜の秋は早い。 このところの朝夕の冷え込みから早や紅葉が始まる。
昨日の朝は今季初の秋晴れとなった。 久々の「黄金ダイヤモンドの朝焼け」に魅入る。 朝焼けは夜明け前が美しい。
神社庁によると宮城の「白山姫神社」は岩沼市と登米市の2件見つかる。 岩沼市押分の「白山姫神社」については4年前に探訪し縷々述べた。 先週研究会の仲間からの情報により名取市下余田にも「白山姫神社」があることを初めて知る。 それは昨日の緑菜や稲穂溢れる田園ド真ん中の寺院の近くにあった。 由緒を調べてみると地名の由来が何ともおもしろい。 この周辺は古代より名取川河畔の豊かな土壌に育まれた田園の都だったことがうかがえる。
久々に名取下余田を探訪。 当地は古代から名取川河畔の豊かな土壌に育まれた田園地帯だ。 何と溢れる緑菜や稲穂のド真ん中に寺院が引き立つ。 当地には隣家がひしめく街並みとは桁違いの余裕と豊かさが群を抜く。 仙台圏では今日稀有となった弥生の頃より溢れる田園の都である。
太白山を望む名取「飛鳥郷“舞台”」 この地では頼朝の命を受けた鎌倉殿13人三浦義村の末裔により昭和の中頃まで名取熊野神社「流鏑馬」の神事が盛大に執り行われていた。 その「・・・兵(つわもの)どもが夢の跡」の面影が偲ぶ。
乾く田んぼに実る稲穂の刈り取りを急ぐ。 今年は「高温障害」を何とか乗り超えた。 刈り取りコンバインもその実入りに力が弾む。
ここは名取高館吉田吉合の日陰の田んぼ。 今期は盛夏続きの「高温障害」を何とか乗り超えたようだ。 黄金色に輝く垂れる稲穂がすばらしい。
「名取川」の渇水は野菜&果物食糧基地「名取」の悩みの種だ。 「秋彼岸梅雨」は「恵みの雨」となった。 これでトマトやリンゴなど「高温障害」を乗り超えられるだろう。
珍しき・・。 おもしろき・・。
飛鳥郷には「秋桜(コスモス)」がよく似合う。 「秋梅雨」を吹き飛ばすほどに美しい。
秋彼岸に久々「飛鳥郷」を散策。 遠く左奥にうっすらと太白山がこの美景を飾る。 刈り取り期の稲穂には染み渡る「秋梅雨」はつらい。
日本列島が「秋雨前線」に包まれる。 これを私流に「秋梅雨」と名づけてみた。 「秋彼岸」の3連休がうらめしい。
意外や意外。 このところ集中豪雨が続く日本列島だが・・ 摩訶不思議! 名取川は渇水状況が続く。 仙台圏は雷雨など断続するも総雨量は例年より少ないのだ。
車だと素通りしてしまうが・・。 歌碑に往古の面影が偲ばれる。
・・ようよう白くなりゆく。 「秋のあけぼの」もまた味わいがある。