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夢は叶う。

私には生まれつき全盲の息子がいます。今年、令和4年4月に東京音楽大学、器楽専攻バイオリン科に入学しました。

でも、盲学校の幼稚部に通っていた頃から、ほかの人と同じ道、、いわゆる敷かれたレールの上を走るのが嫌だったんです。

運良く、私が住んでいた群馬県太田市は、市長自ら芸術とスポーツに力を入れてくださって、芸術学校。スポーツ学校という、それぞれ太田市独自の子ども達の為の学びの場がありました。

そこへ、長女を通わせ情報を得る事から始まり、その学校の保護者会の会長をする事で、プロの音楽家の方々と知り合い、仲良くしていただき。全盲の息子をそちらの道へ導く事が出来たんです。

常にアンテナは高くして
いろいろな音楽家の方と知り合いました。それによって息子の可能性がどんどん広がり今に至ります。

元々音楽の才能があったのでは?と言われますが、
至って普通、目が見えないから普通以下ですよね。笑
しかもADHDも持ってますから。

息子がバイオリンを始めた頃に辻井伸行さんを知り、ほら、全盲だって音楽家になれるじゃんって。

ただ、自分の時間を割いてレッスンに付き合い、メモをし、家で何時間もかけて私が教えるという生活を10年以上は続けてきましたね。

幸い、私は文章よりも、楽譜を読む方が苦痛ではなかったので丸一日楽譜と睨めっこという日もありましたね。

大変だったでしょ?とも言われますが、大変と思えばそうなのかもしれないですが、その時はとにかくやるしかない!と夢中でしたからね。

それに、良い事も悪い事も、そういえばそんな事があったかも?と直ぐに忘れちゃうんですよね。

小学生の頃の音楽の先生に
全盲のバイオリニスト
和波たかよし先生(今の師匠)って人がいるよと聞いていましたが、都内までなんて行けない、、
でも、いつかその時が来ると信じていました。絶対、会えるタイミングが来ると。

私がいま言える事は
•目の前のやるべき事に集中していた。
•こうなれば良いなという未来の自分なり息子の姿や情景を想像しその気持ちに浸る。

振り返ってみると、息子が生まれた時から、
時々未来を想像するけど、一旦忘れて、目の前のことに集中する事の繰り返しをしていたみたいです。
その結果、夢がどんどん叶ってる気がしますね。

みなさんも
未来を想像して
一旦忘れるというのをしてみたらいかがでしょか。

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