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【山あいのとぼけた木の人形と、最高のへぎそばビュッフェランチと】24/06/25

新緑の木々と、沿道のタチアオイをはじめとした花々を見ながらのドライブは、それだけで楽しく気持ちがよい。

そして次にSちゃんが連れて行ってくれたところは、山あいのとある住宅地のなんでもない一角。
「ここです」
と言われても、?? なんかある?
だーれもいないし?

いや、あった! てか、いた!(?)
なんともおとぼけな雰囲気の、木でできた人形たち。

つい顔がほころぶ。

ちょっと待った! ……なのか、それとも回しつけてるみたいでもあるから、なんか相撲の技?
うるさいわい
こんなのどかな山あい
君といつまでも
スナフキン?
オズの魔法使いだ
この人の脳内光景か

中坪メルヘンロードと呼ばれていて、 ここに住む作家さんと自治体がコラボしてそのあたりの随所に展示してあるのだそうだ。
あたりを見回すと、なんの変哲もないとはいえ、のどかな田園風景が広がっていて、その中に点在するユーモラスな人形たちがまるで生きてそこにいるかのようだ。ここの住民たちにまちがいない。

ここにはやはり車でないと来られない。バス停があるが、かつては通っていた実際のバスはもう廃線になってしまったそうな。木の人形はバスを待っているけれども。

ホンモノのバス停は停留所名も時刻表も白く塗られてしまってる。😭
何の変哲もないけど、花は沢山咲いてる


 
雄大な田園風景をバックにした青空コンサートの場面もある。
いいなあ!ここ!
初めは木の人形に気を取られていたけど、彼らがこのゆったりとした大自然のなかに実際に日々を暮らす人々とともにある、ということに気づいてますます胸熱。

野外コンサート会場


ビールと焼き鳥
お団子とお茶
だるまさんがころんだ
ここが人形たちの作家さんの家だって
ウィリアム・テル
人形遣いの人形
お?
おお?
おい!




その後、Sちゃんが仕事場の人に聞いたというへぎそばのビッュフェランチの「そばの郷 Abuzaka」というレストランへ。ここも車がないと来られないねえ。田んぼの真っ只中。でもまだ11時なのに待ってる人がいる盛況(建物の周囲には誰1人いないのに)。
ここらの人々にとっては距離だのロケーションだのって関係ないんだな。車はやっぱり自由でいいなあ(まあ都会では停めるとことかややこしいことがついてまわるけど)。

田園のただ中に


 

メインを「へぎそば」かや「うどん」から選び(まあそりゃへぎそばですよねー、十日町に来てるんだから)その他は山菜と野菜の惣菜ブッフェ。これがもう素晴らしい。基本的に地産のものばかりにこだわっているとのこと。特に天ぷらが最高。軽くて、いくらでも食べられてしまう。そして見た目もキレイ。菊花丸ごと揚げてるのなんか芸術的!映えまくりー。

メインのへぎそば
天ぷらが最高に美味しい
惣菜ビュッフェ。美味しくて体にも良さそうなものばかり。
菊花天ぷらも美しいし美味しい

これで1890円とか、ありえない安さ。Sちゃんもまだ聞いただけで来たことがなかったとのことだけど、とても満足していた。

お土産も売ってる

Sちゃんは少し前から東京と新潟の二拠点、いや正確に言えばお父様の住む実家のある津南、そしてゲートウェイ的にKPと住んでいる越後湯沢駅前の三拠点生活をしている。お父様は亡くなられて実家は空き家になったが、すぐに処分することもなく、むしろこちらに徐々に軸足が移っている傾向で、こちらにいる時間が長くなっている。
今回もタイミングがバッチリでとても助かったが、自分がこちらにいて仕事の都合がつくときは何時でも今回のように案内しますよ、と言ってくれたので、めちゃその気になっている。Cちゃんたちも連れて、いっそ、佐渡ヶ島で回ってくれたイチくんのように、ある程度の謝礼をきちんとお支払いして、ガイドのバイトをやって貰えるとありがたい。
津南のご実家も広くて泊まることもOKとのことなので、それも計算に入れて、今度ぜひ、美人林に雪解けの池がある時に来たい。そしてもちろんランチはabuzakaだ!ワクワク。
越後湯沢は近いから、別にオトキューパスの時期でなくていいし。

帰路にもう一度スーパーに寄ってもらってあたりを付けておいたお土産を買い込み、14:11発の新幹線に乗る。
1時間とちょっとで東戸塚に着き、何食わぬ顔で(笑)仕事。

帰りもまた信濃川を渡る
やはりあちこちにタチアオイ
スーパーで買ったおみやげシリーズ
なめこ。家で小分けにして冷凍し、適宜味噌汁に入れたり、大根おろしに付け合わせたり
同上。
これも土産物屋で買うよりずっと安い。
この他に栃尾揚げとかも買ったけど写真撮り忘れ



てことで、5日間有効のパスを使い倒しましたとも。そこそこのんびりしつつも、充実していた気がすごくする。
合唱団のコンサートも、サンバの練習もブッチしたけどお許しを。私にとってはそれだけの価値のある5日間でありました。

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