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”北斎づくし”展の『北斎漫画』初編。江戸時代のリアル?

キョキョキョキョ今日、六本木の東京ミッドタウンで開催されている『北斎づくし』展に行ってきました!

9月17日金曜日まで開催されていますのでお時間ある方はぜひ!

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本当に北斎だらけ!北斎の画風が1日でインストールされたような気がします笑また、絵師という職人でありますが職人って血縁でも才能でもなく血のにじむような努力の末にたどり着く職業なんだとしみじみ感じました、、。


そしてまた図録も購入。新聞紙サイズの36ページ分で3000円、、!お高いものだと感じてならないですが、紙の質感、とりわけ表紙は光沢感がある部分があったりデザインの細部まで拘っていると感じるものです、、!

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『北斎漫画』の全編が載っているので小さい北斎漫画の本全冊を買うよりもコスパがいいと言い聞かせます、、笑

この展示では『北斎漫画』、『富嶽三十六景』、『読本の挿絵』、『富嶽百景』の四部の展示に途中途中で短めの映像が流れるスペースがありました。


今日はもう最初からじっくり見ていきます!

『北斎漫画』の初編。

初編は下絵集であり、もともとシリーズ化するつもりはなかったものらしい。下絵集なのにこんなに見てて楽しい職人技ですね。

中国の文人たちや日本の職人の仕事風景、日常風景、動物や植物、建造物がさまざまな種類描かれています。

私がとても気に入ったのがこちら。

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男の人たちが取っ組み合いをしているところ。

なぜ上裸の人たちが喧嘩をしているところを絵に収めたのか不思議です笑。喧嘩しているから相手の足を踏んでいたり髪を引っ張っていたりそれを囃し立てる囲いの人たちの前のめりな感じが喧嘩の危なっかしさをより一層引き立てています。

この喧嘩は旅の途中で見かけたから描こうと思ったのか、何かしら絵の材料として必要だから描いたのか非常に気になり気に入りました笑


次はこちら、

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女性と男性の日常の姿勢が細々と描かれています。女性は横になってテレビを見ているみたいにぐうたらして、着物を畳んで、琵琶(?)を弾いたり。男性は柱の円周を測ったり、ストレッチみたいな体勢でくつろいだり、何か読んだり楽器を弾いたり。

こう見ると当時の男女の日常の違いがはっきりしていると思います。女性は家での仕事を、男性は外での仕事や文学に勤しんでいたり。当時の体制は主にそういった分け方をしたようですので旅先のおうちや知っている家庭のリアルを描写したのだと思います。



一編一編見ていくのは大変かもしれませんが、飽きないようにイレギュラーを挟みながら明日もじっくり復習していこうと思います!図録3000円の買ったモトは知識で取らないとね!泣

#葛飾北斎 #北斎づくし #六本木東京ミッドタウン #北斎漫画  



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