見出し画像

自宅にも賃貸物件にも使える、癖を抑えたカラーリング例① フローリング編(メーカー品番も大公開!)

この記事のカバー写真は過去記事にもちょくちょく出てきてた賃貸物件のものですが、左がビフォー、右がアフターです。

変えたのはフローリングとクロスのみ。どうです?イメージがガラッとかわったでしょ? 
ホワイト系のフローリングは最近では珍しくありませんが、賃貸でグレー系のクロスを使った部屋はまだまだ少ないようです。
貼り替えたのはちょうど3年前の2019年1月。その工事直後と去年の年末の計2回入退去がありましたが、閑散期にもかかわらずこのカラーリングがウケて、どちらも1週間以内で入居申し込みが入りました。

3年前のリフォームとは言え使った部材は今でも継続品番として流通していますので、今回はこのブログを見てくださった皆さんにメーカー名と品番を公開します。
そのまま使っていただいても良いですし、ご自身が検討中の部材の色と比較することで仕上がりのイメージの参考にしていただくのもおすすめです。

先ずはビフォー画像から。
2004年の物件なので今年で築18年目。フローリングはやや細幅で、表面に突板を貼ったマンション直貼り用です。
色目自体は建具と合わせていて統一感があり悪くないのですが、木目が目立たずベタ塗りしたようなタイプのため時代を感じさせるのと、巾木の色の合わせ方が床合わせ/建具合わせで今風のホワイトではなく、こちらも時代を感じさせます。
もちろんそんな理由だけで貼り替えたわけではなく、部屋の中央部分が水を吸って浮き上がり、波打ってきてとても貸せる状態ではなくなったので止む無く交換することになったのですが。

貼り替えるにあたっては、先ずは無難に現状の近似色で探しました。
直ぐに候補は見つかったのですが、「同じ雰囲気にしたんじゃ角部屋や高層階のような、より人気のある部屋に負けてしまう。競争力をつけるためにはオンリーワンを目指さないと!」と思い直し、新築分譲マンションのコーディネートを研究しました。

この部屋は新婚世帯をターゲットにしているので、決定権がある奥さんに受けが良いホワイト系とし、木目が目立ち価格が抑えられるシートフローリングにしました。巾木はプレーンホワイトです。
この時点でイメージの参考にしたのが、ネットで見つけたこの写真。
建具の色が似ていたので自分が描いたイメージに自信がつきました。


フローリングの候補となるメーカーは2社ありましたが、最終的には朝日ウッドテックのアネックスSTネダレス・ホワイトマロン柄 (HRTS506L4K) に決めました。
決め手は木目の強さがちょうど良く、うるさすぎなかったことと、リフォーム会社が提示した価格がもう一社の物よりも安かったからでした。

初めてリフォーム会社でこのカットサンプルを見た時は「うわぁ、白すぎる!」と思ったんですが、ショールームに出向いて現物を見てみると光の当たり方によって表情が変わり、ちょうどこのカバー写真のように明るさを抑えたグレーっぽい色だったので安心してこれに決めました。


これが施工後の写真です。色は濃くなって木目がはっきりした印象です。
どうですか?上のサンプルの写真とは違って見えますよね。
電球色の照明の下では温かみのあるホワイトに、昼白色の照明や太陽光の下ではグレー寄りのホワイトに見えます。


巾木にもこだわりました。条件は二つ。
一つは床と接する面(不陸隠し)が奥まっていて床から浮いているように見えるスッキリデザインであること。
もう一つは出隅コーナー部材が安っぽいプラスチックカバータイプではなく、巾木と同素材で一体感があること。
この条件で探し始めたら、やはり朝日ウッドテックに辿り着きました。

巾木の色はプレーンなホワイトの W1(ホワイトマロン柄ではありません)。出隅コーナー部材も忘れずに発注です。
巾木のこだわりが分かる写真がこれ。きれいに収まりました。

ここで一つアドバイス!
出隅は普通、出隅部材を使わなくても職人さんが巾木を45度にカットし、突合せして納めます。これだと施工直後はきれいなのですが、住み始めるとどうしても掃除機の先端が当たったりしてささくれてみすぼらしくなってきます。それを避けるのが出隅部材です。
追加費用が発生しますが、後々の補修のことを考えればこちらの方が安上がりです。



途中ではありますが、長くなってしまったのでクロスは次回のお楽しみということで。
居室のライトグレーに加え、水廻りのタイル柄は必見ですよ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?