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【S18 最終548位(R2001)】ミライパオハッサム【ポケモンSV】

社会人ポケ勢のおすずと申します。S18おつかれさまでした!
SVからランクバトルを始めてS15で初めてR2100を達成したのですが、今回は初の伝説環境かつ最初のシーズンでR2000を達成できたので構築記事を書くことにしました。個人的に新ルール最初のシーズンに苦手意識があったので、今回結果を残せて嬉しいです!(最終日上振れてくれてよかった…)


S18 最終結果

並び/レンタル

構築経緯

初めての伝説環境、僕はバイオレットだったので、ミライドンを使ってみたいと思っていました。最初はオフで結果を残された、らいのさんのチョッキミライドン構築を参考にしていたのですが、構築の完成度が高いこともあって認知が増えていったので、別の構築を考えることにしました。

中盤までは黒バドレックスやホウオウなども使ってみて、特に黒バドに関してはとても強かったので最終日を共にすることまで考えていました(その時はB振りの残飯黒バドを使っていました) ただ同速やノーマルテラスに安定しないこと、試合展開を上手く作れなかった(積めなかった)際に火力が足りず負けてしまうことがあったので、結局ミライドンに帰ってきました。

チョッキの安定性をかなり気に入っていたのですが、なかなかいい試合展開を作れないことがあったので、スカーフミライドン×ママンボウ×鉢巻電テラパオジアンのサイクル構築を考えて20日〜25日前後に使っていました。とても強かったのですがママンボウが起点にされてしまうことが増えたり、ノマテラ鉢巻カイリューがたくさんいて破壊されたこともあり、いいクッション枠を探す旅に入りました。

・ノマテラ鉢巻カイリューのクッションになれる
・パオカミ/ザシアンに強いと嬉しい(ミライドンと相性補完◎)
・対面操作ができると嬉しい

など自分なりに条件を整理した結果、ハッサムに辿り着きました。
HBかつ最遅にすることで、クッション性能と対面操作性能を最大限に引き上げました。
アイテムはチョッキやオボンのみなども候補として挙げられたのですが、初手ミライドン・カイリュー対面でノマテラしんそく(たまにげきりん)を打たれることが多かったので、ゴツゴツメットを採用することでマルスケを削ってからとんぼがえりで対面操作をすることを意識しました。これがかなり再現性があり強かったのでゴツメハッサムとして採用。他にも、よく出てきたウーラオスやパオジアンにも削りを入れられたので大活躍してくれました。

スカーフミライドン×ゴツメハッサム×鉢巻パオジアンが基本選出。最終盤は9割この選出で戦っていました。

補完枠として、コライドン・ミライドン・黒バドレックス・白バドレックス・ザシアンなどの禁伝に圧力をかけられるポケモンとしてチョッキディンルー残飯ヘイラッシャを採用。見た目の圧が強い&地面枠&積み対策になり、相手としても対策は用意していそうだったので選出誘導にも使えると思いました(最終日動画を見てもらう通り、基本出してません…)

最後に、コライドン構築への勝率が低い(苦手意識があった)ので、すべてを上から制圧できるエレキシードオオニューラを採用して構築が完成しました。

個体紹介

ミライドン@こだわりスカーフ

テラスタイプ:フェアリー 特性:ハドロンエンジン 性格:ひかえめ
191(124)-94-120-205(252+)-135-172(132)
イナズマドライブ / りゅうせいぐん / マジカルシャイン / とんぼがえり

H-16n-1
C-特化
S-最速100族を余裕を持って抜ける

本構築のメインであり相棒枠。
スカーフを持つことで序盤の素早さ関係を理解したり、終盤にスイープしたり大活躍してくれました。
最初は電気テラス(マジカルシャイン→ボルトチェンジ)で使っていたのですが、地面弱点を消せずに負けることがあったり、終盤にテツノカイナと当たることが増えたこともあり、フェアリーテラス×マジカルシャインを採用しました。初手に微妙な対面が生まれてしまった時や、相手がディンルーに引いてきた時にも安定して大きな削りを入れられたことが動かしやすく僕にとっては手に馴染んでくれました。電気テラスイナズマドライブの火力・スイープ性能も気に入っていたので構築や好み次第かなと思います。

ハッサム@ゴツゴツメット

テラスタイプ:あく 特性:テクニシャン 性格:のんき
177(252)-150-167(252+)-x-101(4)-63 *S0
バレットパンチ / とんぼがえり / はたきおとす / つるぎのまい

HB-特化
S-最遅(ディンルー・カバルドン・ガチグマの下から動ける/ママンボウと同速)

本構築の隠れMVP。クッション枠。だけど攻撃性能も◎
最遅にすることで、安定して対面操作がしやすかったのが最高でした。仮にパオジアンが電気テラスをしていてミライドンとパオジアンに地面の一貫があったとしても、ハッサムが地面技を受けた上で有利対面を作れるので神でした。
アイテムは構築経緯にもある通りカイリューを中心に意識したゴツゴツメット一択。テラスタルは黒バド意識の悪テラス。

ディンルー@とつげきチョッキ

テラスタイプ:フェアリー 特性:わざわいのうつわ 性格:いじっぱり
239(68)-178(252+)-146(4)-x-122(172)-67(12)
じしん / テラバースト / カタストロフィ / ヘビーボンバー

H-16n-1
A-特化
D-なるべく高め
S-同速意識

調整はよくある調整。中盤に黒バドを使っていた時の個体そのままです。
結果見せポケ枠になったので特出すべきことはないですが、チョッキディンルーの圧は強く、相手の黒バドが出てこないことが多々あったので採用して良かったなと思います。

ヘイラッシャ@たべのこし

テラスタイプ:フェアリー 特性:てんねん 性格:わんぱく
257(252)-120-183(252+)-x-86(4)-55
ゆきなだれ / ボディプレス / まもる / ねむる

HB-特化
D-余り

結果見せポケ枠になったので特出すべきことはないです🙏
てんねんでコライドン・ザシアン・白バドレックスあたりに見た目強かったのが良かったと思います。ゴチルゼルやグライオンがよく出てきました。

パオジアン@こだわりハチマキ

テラスタイプ:でんき 特性:わざわいのつるぎ 性格:いじっぱり
155-189(252+)-100-x-109(188)-164(68)
つららおとし / テラバースト / ふいうち / こおりのつぶて

A-特化
D-なるべく高く(以下いい感じに技を耐える例)
・エレキフィールド化の控えめC特化ミライドンのボルトチェンジを確定耐え(これめちゃ偉い👏)
・臆病C特化黒バドのアストラルビットを91.8%で2耐え(電気テラス時に81.25%耐え)
・臆病C特化ハバタクカミの眼鏡ムーンフォースを電気テラス時に68.75%耐え
・臆病C特化ムゲンダイナのかえんほうしゃを確定耐え
・控えめC特化アカツキガチグマのしんくうはを確定耐え

S-最速ウーラオス抜き

すべてを破壊する王。まさかのAD鉢巻パオジアン笑
鉢巻パオジアンの火力が好きすぎて今シーズンも使ってました。高火力×つらら怯みの上振れ×先制技持ちが強すぎて、最終日を中心に大活躍してくれました。ミライドンのエレキフィールド化における鉢巻電気テラバでHB特化ヘイラッシャが約70%で飛んでいくので、このポケモン化け物すぎます笑

1つ特徴的なこととしては、下記 「特性の発動順を活かした素早さ調整」に記載の通り、素早さをあえて落として耐久に回しました。最初は防御に振っていたのですが、電気テラスをよく切ること・特殊ポケモンと対面することが多かったので特殊耐久に回したところ、よく受ける技をいい感じに耐えてくれることに気づき、最終盤はこの調整で使っていました。”相手の認識をズラす”ことで勝てる試合が多く、今回自分なりに考えられたポイントかなと思います。

オオニューラ@エレキシード

テラスタイプ:ゴースト 特性:かるわざ 性格:いじっぱり
161(44)-198(236+)-82(12)-x-101(4)-167(212)
フェイタルクロー / インファイト / シャドークロー / つるぎのまい

HBD-余り
A-11n
S-かるわざ発動時に最速スカーフ黒バドレックス抜き

最終的に入ってきた補完枠。だけど3タテ性能&スイーパー性能◎
相手にしていてかなり嫌なポケモンだったので自分でも使ってみたところ、かなり強かったので最終日も共にすることにしました。選出はそこまで多くなかったですが、特にコライドン軸や黒バド軸に出すと上から攻撃してすべてを破壊してくれました。
つるぎのまいを積めれば3タテ性能がグンと上がることと、エレキフィールド最終ターンに場に出せるとフェイタルクローの追加効果を最大限に活かせるのが強かったです。

特性の発動順を活かした素早さ調整

レギュG最初のシーズンということもあり、同速の多発やテラスタルも含めて「噛み合い」と言われていることが多かったと思います。僕自身も悩まされることが多く、その場の状況で技選択をしてしまいプレイングや試合展開の再現性がなかったため、なかなか勝率が安定しませんでした。

そこで、ミライドンとパオジアンの特性の発動順を活かしてプレイングや試合展開の再現性を作れるか試したところ、自分の中でかなり安定感が増したので、相手の初手に出てきそうなポケモンに合わせることで試合展開を作っていくことを意識しました。ミライドンは速く、パオジアンは遅くすることで相手の型を想定しながら序盤の技選択に入れました。

初手パオジアンの場合

・パオジアンよりも遅いミライドンはチョッキが多い
→相手の引先に刺さる技選択を中心に心がける
・パオジアンミラーは相手の方が速いため突っ張ってくることが多い
→ハッサム引きからのとんぼがえりで対面操作をする
・パオジアンよりも速いコライドン/ミライドンには礫で大きく削る
→その後の試合展開を有利にする(ミライドンや先制技で縛れる状態を作る)

ミライドンに対する役割対象への圧力を技選択に活かす

特に、パオジアンが得意とするポケモン(ゴリランダーやディンルーなど)は基本的にミライドンに役割対象を持っています。相手視点に立つと試合序盤にそのポケモンを切ってくることは考えられにくいため、交代先に刺さる技選択が通りやすかったです。環境のミライドンの初手選出の多さを活かして、初手パオジアンから入ることで試合展開を有利に運ぶことができました。この「禁伝に対する役割対象への圧力を技選択に活かす」ことで、なるべく「噛み合い」から逃れる試合展開づくりを意識しました。

あえて素早さを落としたことで努力値を耐久(特防)に回せたため、特にバドレックス・ミライドン・ハバタクカミ・ムゲンダイナの攻撃を相手の想定外に耐えることができ、勝てる可能性を増やしてくれたと思っています(ADパオジアンなんて環境にいないので火力アップテラスを切られることはありませんでした)

初手ミライドンの場合

・スカーフミライドンより速ければスカーフ
・初手対面こちらの素早さが速い方が多かったので、相手にテラスタルや交換などの圧を押し付けることできる。また、相手にスカーフと認識させつつ素直に殴りにいくことで想定外のダメージを入れることもできた。

最後に

冒頭にも書いた通り、個人的に新ルール最初のシーズンに苦手意識があったので、今回結果を残せて嬉しいです!もともと6月1日の朝から予定があったため、最終日は深夜1時くらいまでしか潜れなかったのですが、R2000達成できてよかったです。最後まで読んでいただきありがとうございました!

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