スーパーゼネラリストという超古くて、激新しいポジション

今回の文章は色々な人に読んでほしいので、
極力おバカなタイトルにしてみました。

もしかすると、現代の世の中は、ある意味、モンテッソーリ教育全盛時代と言ってもいいかもしれません。言い換えれば、かつてないほど、知育への関心が高まっている時代を言えるかもしれません。

卓越した業績を上げる人物の多くがモンテッソーリ教育を受けているとされ、国内では、藤井聡太さん、海外では、マーク・ザッカーバーグやジェフ・ベゾスさんが受けていることでも有名だったりします。

モンテッソーリ教育で、有名な部分としては、お仕事の時間というのがあり、

教具と呼ばれるものを使い、活動に集中する時間があり、一斉保育をされている子どもたちよりも集中力に優れており、一つの分野で秀でやすいというのが、乱暴ではありますが、その概要だと捉えています。

農業の時代、工業の時代、ITの時代を経て、世の中は各段に便利になり、
様々な物事が整ってきました。

最近では、AIの隆盛が目覚ましく、人間がやっていた仕事が奪われることが
危惧されているし、実際奪われ始めていると言えます。

ロボットに代替され始めているということですね。

で、こういう時代になってくると、周囲と調和がとれる人よりも、とがった個性を持っており、たぐいまれなる集中力で、新たなものを世に問うタイプの人が打って出てくるのは、自然な流れだと思います。

でも、私は、忘れてはいけないのは、いつの時代も、強烈な個性に理解を示し、サポートした番頭役、女房役の存在ではないかと思うんです。

例えば、ホンダを創業した本田宗一郎には、藤沢武夫が。
ゴッホの芸術性を見出した弟のテオが。
松本人志の才能を見出した、ツッコミの浜田雅功が。
ジュニアの才能を見出した千原せいじが。

実は、色々な業界で、ある特異な才能が世に出ることをバックアップした立役者がいるはずなんです。

個性的なサービスを世に出しているベンチャー・スタートアップの優れた社長さんは、今たくさんいると思いますが、その社長を陰で支える営業トップや事務方のトップ、構想を形にする凄腕のナンバーツーエンジニアみたいな人が必ずいるはずなんです。

これは、完全に私の偏見ですが、こういう優れたナンバーツータイプの人に
共通しているのは、優れたゼネラリストであるということ。

バランス感覚に優れ、誰とでもコミュニケーションを取り、さわやかに汚れ役を引き受ける。好奇心旺盛で人なつっこい。

今話題の、”非認知能力のおばけ”と言っていいような存在です。

非認知能力とは、物事に対する考え方、取り組む姿勢、行動など、日常生活・社会活動において重要な影響を及ぼす能力だと言われております。

一例を上げると、こんな感じでしょうか。

①意欲
②協調性
③自制心とやり抜く力
④自己肯定感

確かに、なんとなく、周りで、ゼネラリストだなーと思う人はこういう力に
優れている気がしますよね。

明るくて、リーダーシップがあって、自然と人が集まるタイプの人というか。

最近気づいたのは、世の多くの親が望んでいる子育ての一つの理想像って
こういう人物になってほしいということなんじゃないかと思い始めたんです。

こういう人を私はあえて、スーパーゼネラリストと呼びたいと思います。
言い換えればただの器用貧乏なんですが、縦軸の浅さ深さではなく、横軸で業界を横断できる力を持つ変幻自在の人材は、実は器用貧乏なんではないかと思っています。

今、様々な教育法に注目が集まっていますが、実はスーパーゼネラリストを育成するために必要なことは、何か特別なプログラムや教育手段ではないんです。

「子どもが愛されていると実感できる環境で、日常生活をのびのびと過ごし、好奇心を尊重しながら、生活習慣を身に着けていく。」

これはまさにうちが運営する保育園のスローガンだったりするんですが笑

これが大事なんだと思っています。言葉に落とし込むと、なんともいえず、つまらないものになりますが、

ちょっと考えてもみてほしいんです。。

周囲の方で人に信頼される仕事をする人の共通点って、

時間厳守
礼儀正しい
明るい
好奇心旺盛
自制心が強い
あきらめない
誠実

みたいな人としての基本ができていることだったりしませんか?
で、発想力が豊かで、仕事もむちゃくちゃできるんだけど、いかんせんキャラクターがハチャメチャで人を選ぶ経営者やトップの人をこういう人たちが陰で支えたりしてないですか?

私は、才能を孤立させない→才能に気づく力があったり、色々な人の橋渡しができる人物って、とっても貴重な気がしていて、しかも世の中にそういう人って実はわんさかいるという。けれど、ついつい目立つ業績を上げる人にスポットがあたりやすいという。

好きなことに打ち込むことも素晴らしい。
一つの仕事にコミットして、継続することも素晴らしい。
たぐい稀な集中力で、卓越した業績を上げることも素晴らしい。

けれど、こういう優れた人物が世に出るのを後押ししたり、
いろんな分野に興味があって、たくさんの人との会話を楽しめたり、
その人がいるだけで、なぜか場がなごみ、いい雰囲気が出来上がる。
そんな、スーパーゼネラリストも世の中には必要なんじゃないかと。

よっしゃ!そういうことならぜひ自分の子どももスーパーゼネラリストにさせたいという親御さん。

方法は、めちゃくちゃ簡単です。
要するに、親が子どもの良き手本になるということ。

親が自分の非認知能力を爆増させるということ。

色々なことにチャレンジする、勉強する、本を読む、挨拶をする、人を愛す、礼儀正しくする、時間を守る、目標に向かって努力する、夢を持つ、あきらめない、自分に自信を持つ等々

でも、実践するのはめちゃくちゃ大変そうです笑


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