四国歩き遍路の記憶#030 区切り1回目の後遺症
こんにちは。
四国遍路の整理に挑戦中 とっつーです。
区切り打ち1回目のまとめ
期間:2006年2月23日~3月21日(27日)
札所:1~49番
移動:徒歩 495km
車 213km
電車 83km 合計 791km
収入: 12,705円
支出:172,312円(観光費、移動費も含む)
歩いた割合は 495 / 791 ⇒ 約 63 %
あれ?思ったより歩いてないな…
車のお接待が多かったもんなぁ…
打ち終わった札所は 49 / 88 ⇒ 約 55 %
歩き終わった距離は 791 / 1400 ⇒ 約 56 %
あれ??画像だと2/3くらい歩き終わっているように見えるんだけどなぁ……
移動距離は遍路地図に記載された数値を基に出しているのですが、記載値にズレがあるのか?はたまた、足し算ができていないのか?
歩き遍路の後遺症
かなり観光もしたとはいえ、ほぼ毎日歩き続けたら後遺症が出ました。
後遺症①は、他の歩き遍路さんからも聞くのですが、②や③は聞いたことがありません。皆さんには起きない症状なのでしょうか?気になるところ。
後遺症① 換算癖が抜けない
○○に行くとなると~
何キロかな?何時間かな?
3時間…いや、荷物ないから2時間かな。
(゜-゜)…歩くか。
どこに行くにも、距離を調べて、徒歩で何時間かを確認してしまうのです。
そして3時間くらいなら徒歩が第一候補になってしまう。
これが抜けるのに 2週間くらいかかった気がします。
後遺症② 眠り続ける
3/24の用事を終えた後、4月には大学の新学年が始まりました。
必修以外の卒業要件はほぼクリアし、あとは各学年でしか履修できないものを取るだけ。早々に新しいバイトを始めて稼ぐぞぉ!!と思っていたのですが……週に1回、必修科目のために外出する以外はほぼ寝て過ごしました。
新学期が始まったばかりは課題もあまりないので、ただただ眠る日々。
恐らく、初めてのことが続く衝撃をお遍路中は処理する余裕が無かったのだろうと思います。日常に戻ったことで、体も脳も、27日間の情報処理を一気にしている感じでした。
ねむねむタイムは1ヶ月ほど続きました。
後遺症③ コツコツ苦手に拍車がかかる
元々、計画的にコツコツやるよりは、最後に短期集中するタイプではあったのですが、それに拍車がかかりました (;´Д`)
どうしよう…と途方に暮れても最終的にはなんとかなる。という経験を立て続けに何度もしたからでしょうか。
ちなみに、この後遺症は抜ける気配がありません。
元々がコツコツと計画的に進めるタイプの方はどうなるんでしょうね…
【打つ】に関わるお遍路用語
準備期間も含めて1ヶ月ちょいでは88ヶ所を回り切れず、区切り打ちになったわけですが…お遍路をしたことがない方は区切り打ちって何よ?となると思うので、簡単に用語の説明をしておきます。
【打つ】うつ
お遍路さんが札所にお詣りすること
【順打ち】じゅんうち
札所を昇順に打つこと
1→2→3…
【逆打ち】ぎゃくうち、さかうち
札所を降順に打つこと
88→87→86…
【通し打ち】とおしうち
88ヶ所の札所を一気に全て巡って打つこと
【区切り打ち】くぎりうち
88ヶ所の札所を、何回かに分けて打つこと
【一国参り】いっこくまいり
一国単位で区切り打ちすること
一国の説明は#011で書いています♫
【札所】ふだしょ
巡礼する場所として定められたお寺のこと
昔は、納経をした証として、名前を書いた薄い木札をお寺の柱や山門に打ち付けていて、札を打ちつける場所ということから 札所 や 打つ という表現が定着したそうです。
打ち付けていた薄い木札は、現在では紙か布製の納札になっています。
【発願寺】ほつがんじ
お遍路を始めるお寺のこと
1番札所から始めるという決まりはなく、好きなお寺から始めてOKです。
うるう年の逆打ち
逆打ちは、順打ちよりも難易度が高く、よりご利益があると言われます。
難易度が高くなる要因は、山道の勾配(同じ勾配なら登るほうが容易)と、道しるべの有無だろうと思います。逆打ちをする人は少ないので、分岐点の道しるべは基本的に順打ちを想定して置かれています。
四国遍路の始まりとされる衛門三郎が、何とか弘法大師と再会を果たした21巡目は逆打ちで、うるう年だったと言われています。そのため、うるう年の逆打ちはより一層のご利益があると言われています。
2024年はうるう年。今年は逆打ちをしているお遍路さんが多い年です。
区切り打ち2回目の日記が…
次の札所の記事を書こうとしてたら、日記が見つかりません。家族に安否報告を兼ねてメールしていたと思うのですが…それをコピペしたデータどころか、そもそものメール履歴すら見つからないのです。
( ̄ロ ̄lll)
写真の量が多いので、そこから記憶を辿ることができるのか…!?
★各図の出典★
図1はネットから図を借用し作成しています。
※1: 「四国遍路」 基本情報|日本遺産ポータルサイト の 詳細(PDF)を加工して作成
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