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HYO-HYO!!

飄々とした人はカッコいい。まず「飄々」って言葉がカッコいい。何この漢字。「飄」て。票に風て。ここでしか見たことない気がする漢字だ。この掴み所のなさがすでに飄々としている。

「ひょうひょう」という音もいい。ふわふわと流されているようでしっかりと芯は持っている感じ。同じネコ科の動物でも「とらとら」だと全然印象が違う。「とらとら」とした人間は、多分若干面倒くさい。一緒に旅行とか行きたくない。

そんな「飄々」に憧れはするが、憧れた時点で永遠に辿り着けないというジレンマ。なんとか飄々としてみたくてそんな感じのムードを醸し出そうと試みるが、ムードを出そうと試みている奴は飄々の対極にいる存在であることに気づいてがっかりする。

飄々としているように見える人も、実は意外と他人の目を気にしていたりするんだろうか。だとしたらずいぶん気が楽になるが、飄々とした人は「めちゃくちゃ人の目気にしますね〜」みたいなことをあっけらかんと言ったりする。結局それがまた飄々としていてカッコいいのだ。

あと、飄々とした人は丈の長いアウターが似合う。

めちゃくちゃ太いズボンも似合う。

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