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【ウイスキー紹介】ブルックラディ

先日六本木ヒルズで行われたブルックラディフェスに参加してきたので、レポートを兼ねてブルックラディ蒸留所のウイスキーシリーズをご紹介したいと思う。

1.ブルックラディフェスって何?

例年4月に六本木ヒルズ行われている、ブルックラディ蒸留所と言うウイスキー製造施設のPRイベント。
ブルックラディはスコッチ(スコットランドのウイスキーの呼称)の一つで、"ラディブルー"という独特のブランドカラーで有名。
(自転車のビアンキのチェレステみたいな感じ)

日本滞在経験があり、流暢な日本語を話すブランドアンバサダーのジャックがブルックラディの魅力を紹介してくれる。
試飲ができたり、出店しているバーで限定ドリンクやフードを楽しめる。
ちなみに僕はこのイベントまでブル"イ"ックラディと呼んでいたのは秘密だ。

友人がお土産に購入したジャックのサイン入りのボトル。
竹内まりやの「Plastic Love」をBGMにノリノリで書いてくれていた。

オススメはブルックラディまたはポートシャーロットでできたソースで食べられるフィッシュアンドチップス。

奮発してブラックアート(5000円)も飲んでしまったが、その頃にはだいぶ酔っていて味がよく分からなかったのは反省。

2.王道のノンピート、ブルックラディ

ウイスキーの本場、スコットランドはアイラ島に位置するブルックラディ蒸留所。
その看板商品がこのブルックラディシリーズだ。

イカしたカラーとデザイン

しっかりとした麦感を残しつつ、洗練された味わいでクセがない。
個人的にはハチミツを思わせるフィニッシュを感じる。

フェスに参加した友人の中には、普段ウイスキーを飲まない人もいたが、彼らも抵抗なく飲める味わいだったようだ。

3.華麗なピートバランス、ポートシャーロット

個人的にブルックラディ蒸留所の中で一番好きなシリーズがこのポートシャーロットだ。
ピート(泥炭。ウイスキーの香りづけに使う)を炊き込むことで醸し出される、燻製のような香りが特長。

ダークグリーンのボトルが一匹狼を感じさせる

特筆すべきは、そのバランスだ。
第一印象として感じる強烈なピート香は、いつの間にか波が引いていくように、ほんのりとした甘さを口腔に残しつつ去っていく。
ピート系のウイスキーはどうしても野性味を感じさせるものが多いが、ポートシャーロットは品のあるフィニッシュをしている。

個人的に好きなのは、ソーテルヌ(ボルドーの貴腐ワイン)樽を使ったソーテルヌ・カスク。

4.煙の怪物、オクトモア

一度ハマると抜け出せない沼、ピート香。
現在世界で最も高いフェノール値(要するに一番煙臭い)のがこのオクトモアシリーズだ。
特長的なボトルデザインからも、このスコッチが只者ではないことを予想させる。

宇宙から飛来してきたようなデザイン。危険な雰囲気を纏っている。

その予想通り、一口飲んだ瞬間の爆発力やたるや、あなたを未知の領域に強烈な引力でもって引き寄せるだろう。
その爆発の残滓として、きらめきを放ちながら霧消していくように様々な味が舌に去来する。
曰く、ハチミツ、コショウ、アプリコット……。
強烈なピート香の裏にここまでたくさんの味が隠れていたのかと驚くほどである。

ぜひ、バーなどで一度見かけたら飲んでみてほしい。
バッチ(出しているバージョンみたいなもの)ごとにより、味わいがだいぶ異なるのも面白い。

まとめ


味のヘビーさによりシリーズが分かれているのがブルックラディ蒸留所の特徴。
シングルモルト初心者から上級者まで幅広く愛されているその味を、一度お試しあれ。

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