buoy=(価格など)を高める | 教科書に出てこないニュース英語 《日本の英字新聞から》
日本の英字新聞The Japan Timesの電子版で2024年7月6日に配信されたニュースの見出しで使われていました。
buoyという語を調べると、
とあります。
この記事では動詞の3つめの意味、「〈価格などを〉高める」ですね。具体的には政権の支持率や評価を高めるということでしょう。
名詞の1「ブイ・浮標」は知っていましたが、「救命用の浮き」という意味や動詞として使えることは初めて知りました。
また、発音は、[búːi]または[bɔ́i]で、後者の場合、boyと同じ発音です!
カタカナ英語は要注意。
この記事の本文の趣旨は、
岸田首相が外相だった経験から外交に強みを持っている。ウクライナのキーウに訪問したり各種の国際会議に積極的に参加したりするなどして、これまで評価向上に一定の効果があったかもしれない。今後も外交に期待しているように見えるが、現在の支持率の低さをこれにより改善するのは難しいのではないか。
という内容であると読み取りました。
(正確には、オリジナルでご確認ください。)
ちなみに、記事の見出しをDeepL翻訳にかけてみたところ、
Kishidaを「岸田外相」と訳してしまっていました。
AI翻訳、必ずチェックが必要です。
偶然ですが、同じくThe Japan Timesの同日付のニュースの見出しに、同じbuoyという単語が出てきていました。
こちらは、「浮標・ブイ」です。
太平洋上で日本の大陸棚のある位置に中国が詳細な目的の説明なしにブイを設置したことに日本政府が抗議したという内容です。
ブイの例(愛知県が設置した海況自動観測ブイ)
日本国と中国、関係がギスギスしています。
中国関連のニュースで、日本人学校のスクールバスにナイフを持った男が乗り込もうとするのを止めようとした中国人の女性がお亡くなりになったというものがありました。ご存知の方も多いかと思います。
とても残念です。
「〜国政府」と「〜国の人々」は、分けて考えないといけないし、具体的な人と人の交流が平和構築への唯一の道のような気がしています。
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