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夢を完全に追体験できたのならきっと面白いお話が心に残ると思う。一度しか見れない体験ではあるが同じ土地には同じ建物や店が存在している。昔訪れた夢に再度訪れて同じ建物の中を歩くことは多い。また海の上を飛んだりビルからビルへ浮遊して移ったりする夢でも同じような感覚で宙に浮かんでいる。夢の中の鎌倉は暗い影の広がる水田を自転車で走った先にあるしその様子を俯瞰視したポケモンの移動画面に映ることも毎回のことで慣れている。電車に乗れば線路が気になるし、アトラクションに乗れば次から次へと秘密の部屋を通り過ぎていくのはディズニーランドと変わらない。ところでさっき映画を見た。死刑囚と処刑人が同じ1日をループする話。主人公の役者はYouTubeのかいばしらにちょっと似ている。レタスを室内栽培する工場で働いていて休憩時間にターゲットが現れる。自販機のカップに薬剤を塗って体調を壊したターゲットが車の運転をやめた時に車内に乗り込んで刺殺する。そして死体はカバンで覆って湖に突き落とす。その繰り返しを何日か続けているがやがてこの世界が精神治療を目的としたVR空間なのだと気づく。太陽は四つ並びボーリング球は勝手に襲いかかる。変な映画だった。恋人を殺された復讐として死刑囚を銃殺する。なんか変な映画だな。自分は終わり方も好きじゃないし発想も別に珍しくはない。こんなことなら落下の解剖学にすればよかったかも。でも時間が遅れていたから仕方がない。休日なので街には家族がいっぱいだ。自分はいつになろうと世間で身の狭まる思いをしながら人々の中を避けて歩き通っていく。美術館でイベントがやっていて無料で入れるからまた行こうかなと思った。帰りに猫は見なかったけどダントンやオーしヴァルの服を見てから駅に向かった。そういえばえんがわや大トロやその他の魚を食べたっけ。成城石井ではサイダーと天然水を買ったよ。チョコレートもおいしかった。エムエムといえばザボーイズだけれど、昨日見たアニメはすごくよかった。ハスビンホテルというアニメ。地獄の日常を描いている。キャラクターがおもしろいのばかり。なんか悪魔バスターを思い出す。A24の作品だ。メルカリで本がちょっとだけ売れたりしてる。先月は22000円くらい。今月は25000円くらい。毎月70000円支給されてるから、過剰出費は40000円くらい。この金銭感覚は早く治さないといけない。食費とカフェ代は減るから、家賃と合わせて70000円か。シェアハウス型のグループホームに住むけれど食事は30000円くらいするかも。まあ一人暮らしするよりかは安いって感じ。療養するための家だから更生するための家とも言えるかも。ハスビンホテルではないけれどそれなりに楽しいといいな。病気が重い人は住まないらしいし僕も軽いからちょっと風邪をひいたくらいの感覚でいる。普通の人にとっては僕の状態は不幸なのかもしれないけれど、僕はずっとこのままだったからあまり抵抗感もなくて落ち込んだりもしないかも。インセルみたいな凶暴性は発揮しなくなったけれど単に住環境に抑圧や恐怖が減ったからだと思う。だったらやっぱり普通の環境で暮らして来れたら僕も普通だったと思う。いまでは祖父母の残滓なんてどこにもなくて憎悪や恨みとかも感じていない。消えてくれても何も嬉しくない。何もなかったっていうか、僕は自分の不遇に大して拘ったり重く見積ったりもしていない。なんか今までなんであんなに重っ苦しかったんだろうね。なんか20年くらい間違えた生き方をしてきた感じ。あーあ、もっと自由に生きたいものだな。病気もほとんど軽くなったし、あとは夜に外にいても落ち着いてられるかだ。僕はまだ夜の電車とか怖いから街に行くのはちょっと怖いかも。一人きりだったら身構えるけれど二人以上といたら安心だな。慣れている土地であれば恐怖感も少ない。同じ場所を行ったり来たりの日々には飽きてくるけれど新しいことばかり起きる日常が始まれば僕の飽き性もどこかへ消える。これからこれまでとは違った日常が送れるといいな。住む土地は近くて変化は少ないけれどそれだけ安心できると思うんだ。でも毎日就労移行支援に通うから徐々に社会に適応していけると思う。日誌を書くけれどmemoみたいにこんなふうにダラダラと書いたらいけないのかもね。池田くんはゆまくんはいくらでも書き続けられるダラダラ文体だと言っていたけれどただ想像力を流しているだけだから本当にそうなのかもな。別に何も書きたくないけれどね。ばいばい。

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