夢12/30

急な階段から飛び降りる。ゆっくりと、降下する。アイドルは火花を散らしながら降下していく。干した布団の流れに沿って、降下していく。クッションを追加すれば僕らにもできる。アイドルはクラゲだが僕らは人間だ。降下する様はまるで幼稚園児がハシゴから飛び降りて着地、あるいは水泳する飛び込み体操を想起する。みんなもやったことがあるはずだ。雨の日の幼稚園児のクラスの入り口前、廊下に沿って飛び込み体操を。飛び込んで床についたらでんぐり返し、あるいは水泳。明晰度は低め。
釣り糸に腰の皮が引っかかる。近くで部員が吊り上げる練習をしているからだ。バレーボールの練習をするように、魚のいるところから吊り上げる練習をする。ここは魚の生息域。繰り返される皮塗り体験には痛みが伴う。
ブルースウェインが反逆を起こすダークナイトを見た。本物の洞窟と蝙蝠が舞台に登場して河岸には多くの生物が住まう。岩陰に陸地を泳ぐオトシンクルスとシナイモリを見つけた。採集不可。そのほかにも小さな模型と見られる自然の構造物が散見された。持って帰る。これから親族揃って食事なので前もって教えられる、亡くなった人がいる、その人に関するアニメの話をしてはならないと釘を押された。靴を履き替えると、メイドの人が綺麗な靴ですねと感心していた。コンバースのホワイト。聖なる光の纏うような靴だった。明晰夢は見れてない。
雪景色を望む空間で和菓子が出される。皆んなトイレに行くので一旦おじさんを除いて全員駅に戻った。裸足で、しかもエスカレータなし、通行料の160円を渡して坂を滑り降りる。そうすることで下に行ける。何人もの人たちが列に並んでいる。ゆうたはまったけれど順番が回ってこなかった。今から坂を登る。エスカレーターなし、雪道。壁に手をついてゆっくりとあがる。霜焼けになる。妹は僕の腰に爪を立てて上がる。ゆうたは雪をかぶっている。

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