花火

散る散る炸裂する花火を右に流れながら見続ける
ドコンバコンドカンドドン、
花火は炸裂する、散る、鳴らす、破裂する
少し遅れて音が響く、心臓への響きが心地よい
見ただけでは綺麗だとも思わないし、ビルに映る花火も味気ない
しかしその音を聞けば、外に出て音を味わったのなら、心地よい響きが胸を鳴らす
花火は散ってゆく、時間も脇道を流れる、駅の前には人だかり、スタバには人がいない、バス停に人がたくさん待つ、でもバスを待つつものはいない、皆んな花火を見続ける
見ても無駄だ、見るものじゃない、花火は聴くものだ
オーディオが家にない人も外に出れば花火の集中砲火に遭う
それだけ花火には音の魅力があると思った
ドコンバコンドカンドドン、
僕は帰る

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