夢1/14

先端巨大症により、前歯が大きくなりすぎ、口と中で割れた。割れた歯全体は水晶のように透明で綺麗だった。割れた歯を口に含み、割れた分を手に包みながら、半泣きの状態でクラスの先生に報告した。先生は黙って奥の通路を僕らみんなで進み、歯に関する自販機を触った後で教室に戻り、机に座った。歯が割れる時、僕はたかひろの履修状況を聞いていた。3年間で単位は取得したらしく、四年目の今年は週四コマだけらしい。他のみんなもそうで順調だ。僕は病気で履修できる状況じゃなかったからまだ卒業も遠い。しげがいて、ゆうたがいて、すかるがいた。パソコンを駆使して作業を進めている。後ろの席にいた僕は石川先生に虐げられていた。それが悲しいから抵抗できなかった。歯が割れた後は口に歯のかけらたちを含んだまま喋れなかった。痛みはない。ただくちをあけることはできない。こぼれるから。

授業中に教科書を持っていなかった。金子先生の歴史の授業。しげが羨ましかった。たかひろは中高一貫校に行った。河野に教科書がないことを伝えた。ゆうたに保健室に連れて行ってもらった。(行ってない)。すかるが好きだった。大学を卒業できない。
これらの不安、ストレスの要素によって、前歯が口いっぱいに大きくなり水晶となって割れたというのが流れだ。歯が割れる夢はストレスを抱えた時に見る。夢の中で僕はストレスの渦中にいた。

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