夢2/14

大きく揺れる、池となったベランダには深い池
祖母がそこに沈む女の霊の話をする
地震が起きるたびに二人は池を確認する
僕は赤いランドセルを部屋に下ろし、ペンケースを取り出す
ベランダの池には小さな湖がなっていた
そこに男の子が二人葉っぱの上に座っていて、池では釣りでもしているかのようだった
祖母が池に潜む女の霊のことを気にしてインターネットで検索する
祖父も同じ番組、ニュースを検索する
僕は池の水で濡れた靴下を履き替えたい
地震が来る

沼地にあっても大きな範囲で災害が起きた後だった
田んぼを渡る黒服の女性の一行
タコと小さな男のキメラ、砂浜
青い花を写真に撮るために山に入る
走行車両が喋る
女性の一行は枯れ木に留まる鳥たちに話しかけていた
鳥のことを「とー」と呼んでいた