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#25 会議の質を上げるシックスハット法

2024年5月7日、Podcast番組「Oh my week」第25回を配信しました。
今回は「会議の質を上げるシックスハット法」についてお話ししました。

↓AIによる文字起こしは下にあります。

https://youtu.be/e0Gsc3zYcto?feature=shared

西野誠
1994年生まれ。学生時代に物流スタートアップ「オープンロジ」にて創業期を経験。新卒でワークスアプリケーションズに入社し、大規模基幹システムの開発業務に従事。2019年10月、株式会社Oh my teethを共同創業。Onlab21st優勝。ICC D2Cカタパルト2022優勝。ICC DXカタパルト2024優勝。Forbes NEXT100 2024選出。


Nishino:おはようございます!Oh my teeth代表のNishinoです。

Akari:Akariです!Oh my weekは1週間で見つけた「Oh!」な出来事・トピックを緩く掘り下げビジネスや日常のヒントを探っていく番組です。

Akari:今回は質問会第2弾ということでやっていきたいんですけど、一言で言うと議論する時にどういう考え方・スタンスでやっているかを聞きたいです!

Nishino:うんうん。それはどういう背景の質問なんですか?

Akari:Oh my teethって、AIの歌とかNishinoさんも仰ってたと思うんですけどバチバチするって。

Nishino:ちょっとAIの歌わかんないと思う笑

Akari:AIの歌にも出てきてましたよ、確か!

Nishino:そっか笑  Oh my teethの「AI作曲でOh!nership原則を歌にしてみた」っていう回が1回目に出てきてるので、よかったら遡って聞いていただけるとうれしいです!

#1 Apple Visoin Proと作曲AI
https://youtu.be/pD1QfCzu2QM?feature=shared


Akari:で、結構バチバチって相手ありきなので難しいじゃないですか?
でNishinoさんのめっちゃすごいなって思ったことの1つは、言うべきことをちゃんと言われる方だなと思っていて。すごく嘘偽りなくいろんなフィードバックをしてくれる感じがあって。何か意識してることあるのかなってすごく思ったていうのもあり。

Nishino:理解しました。それで言うと、これはあくまで仕事とかビジネスにおいての思考法なのですが。僕もこの方法を前職時代に研修で習った話で、プライベートでは 使わない方がおすすめですって言う前提なのですが笑

今日の話聞いてパッと思いついた話が、「シックスハット法」っていう話。
シックスハット法って聞いたことありますか?

Akari:ないです!6個の何かがあるってことですか?

Nishino:そうそうそう!6色の帽子をかぶりましょう みたいな。
議論する場合だと2つ考え方があって、
まずシックスハットの話と、あとはスタンスを取りましょうっていう
この2つが結構重要だと思うんですよ。

Akari:うんうん

Nishino:つまり、自分の立場が決まってないと意見議論しようにも議論できないと思うんですよ。具体的にシックスハット法がどういう話かって言うと、今画面共有でChatGPTに聞いたら多分絶対答えてくれると思うから、こんな感じで、参加者が異なる帽子を意図的に被ることで議論を促進するっていう話ですと。6つの帽子があるんだけど、




1個目は白い帽子で客観的な事実とかデータに当てますということ。
結構データ、ファクト市場主義みたいな感じが白い帽子ですと。要は「データ 的に言うとこうです」みたいな人が白い帽子。

2つ目の赤い帽子は直感とか感情で、論理的とロジックじゃなくて「なんかこっちの方がいいですよね」とか「こっちの方が美しいじゃないですか」みたいなことを言うて感じ。「ロジックとか関係ないです」みたいな帽子を被っている。

3つ目が黒い帽子。これはブラックハットっていうんだけど、とにかく反対派・懐疑的な視点とかも、要はリスクとか失敗、警告とか、「法的にそれダメだと思います」そういう感じの帽子。

4つ目黄色い帽子。これは楽観的な視点だから、どっちかというと黒い帽子の逆。もう超楽観主義!「どうせ絶対成功するよね」みたいな「宝くじだとしても絶対当たるから大丈夫です!」みたいな。「宝くじ当たったらこのお金 で事業やって」みたいな感じの視点。

5つ目緑の帽子は、想像性とかで要は「他のもっと違うアイデアがあるんじゃないか」とか、「その目標を到達するんだったらこういう考え方もあるんじゃないか」とか。とにかく代替案を考えてみるっていう帽子。「この5年後考えたらもっとイノベーション起きているから、そもそもこうこうなるんじゃないか」Oh my teethで言うと、5年前に通わない矯正とかが当たり前になるんじゃないかなと思ってこのこういう視点だと思うんですけど。

6つ目最後が青い帽子。これはどっちかというとファシリティ役・進行役。プロセスをどうしたら円滑に進めるか、この人にこの帽子を被ったらどうかとかを調整・管理をするっていう帽子。つまり周りの意見、この人はどういう帽子を被っていて、どういう意見を言ってるっていうのを真剣に考えて、取りまとめたり「帽子を被ってみよう」「今日は自分が議論に参加するのではなくて残りのメンバーの意見を聞いてみよう」とか、そこから導いてみようという役割を被っていると。

人には、議論・思考の癖があるので、これを客観的に知ることによって「あ、今赤い帽子かぶってるな」とか「流石にデータでしか考えてないな(白い帽子だな)」とか「さすがにちょっとブラックすぎるな」とか客観的にどういうスタンスかが分かると思います。

さっき、「スタンスを取る」ってことも大事だと話したんだけど、まさにこれがスタンスだと思うんですよ。要は、反対派のスタンスを取るってことじゃないですか。この帽子で例えると帽子をちゃんと被り切るし、それを演じ切るっていうことが大事だと言うこと。議論をバチバチさせたり、摩擦を起こすって言う意味でも「こういう視点で考えてみよう」とか「みんなこれ黒い帽子かぶってる会議だから、あなたファクトを元にちょっと議論あのを調べてきてほしいって」感じで調整したり。

大体みんなが楽観的だったりすると、「いやいやいやこんなリスク考える人が必要なんじゃないか」っていうことで、自分が黒い帽子かぶったりとか。こういうことで普段やってる感じですかね。

そうすると議論になってくると思うんですよ!相手が黒い帽子なのに僕も黒い帽子かぶってたらなんかあの意味議論にならないというか

Akari:うんうんうん

Nishino:そうだよねって感じで終わっちゃうから。そこは「相手が今どういう意識でこの提案をしてくださってるのかな」とかを考えることが結構安易というか「誰かがやってたからじゃない」とかの感じだったらデータの白い帽子かぶって僕が結構データ調べて「いやこういう例もありますよ」とか考えたりするって言う

Akari:西野さんが最近これ脱出してるなっていう帽子とかってあるんですか?

Nishino:僕は最近黒い帽子をちゃんと被ろうっていう意識はしてますね。

Akari:そうなんですね!リスクとか警告みたいな視点?

Nishino:うん!リスクっていうよりかは、黒と緑の帽子かな。

Akari:ちょっと違う視点を意識しています。でも結構難しいっていうか。確かに会議の中に1人いると、そういう考え方もあるよね!そもそもそうだよねみたいなことて結構ありますもんね

Nishino:まさにそうですね!改めて考えると「割と意図的に緑の帽子を被るのも違うんじゃないか」とか。でもこれってプライベートでやっちゃいけないって話は、多分多分軽い否定だと思うんですよ。だって相手が「ここ行きたい!」って言ってるのに、「いやそれだったらこっちの方がもっといいと思う」みたいなプレゼンされても困るじゃないですか。

プライベートはやっぱ赤い帽子同士で良いんじゃないのかな。直感とかでそこに行きたいならそれで良いんじゃないかなって。わざわざ5年後とか言われても困るわけだから笑

Akari:議論でもめちゃめちゃ生きるなって思ったんですけど、
自分のブレストの時にシックスハット法を使うのもいいですし、
ChatGPTとかにFBをもらう時にもシックスハット法のFBをもらうこともできるわけですね。

Nishino:まさに!それを言おうと思ってた!
なんでChatGPTでやってたかと言うとまさにそういうことです。
じゃあ何か議論ありますか?

Akari:じゃあ「Oh my weekを毎日配信するべきかどうかについて」

Nishino:おおお!みんなこんな感じで回答してくるんですね。
各々に回答してくれるんですよね

シックスハット法を使った議論

5番が一番本質的な回答をしてくれるんですよね。で、6番が本質的な分析をしてくるっていう。


Akari:いいですね!めちゃくちゃいいですね、これ。
早速使います!

Nishino:プライベートでは絶対黒い帽子を使わないようにしましょう!
あとは緑の帽子も注意なんで!笑

Akari:はい!笑  じゃあ今回はこの辺で!Oh my weekはこうした日常のヒントになるようなことをお送りさせていただいておりますので、ぜひ過去の会とかも聞いてもらえると嬉しいです!

Nishino・Akari:本日もありがとうございました!!!

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