27_【ネタバレ無し】吉田佳史ワンマンライヴが始まった



ここ最近は、時間があれば手に入れたレガシィのエンジンルームに手を突っ込んで見たり、車の下にもぐってみたり、配線をいじったり、ナビを付けてみたり、磨いたり、触ったり、ちょっとだけアクセルをたくさん(?)踏んで、良く分からないなんかの針がビューンと振り切ってみたり(!)、まぁつまりともあれいろいろしている。

車の面白いところは当たり前だが「誰かが作った」という点で、「どうしてここにこれを付けたんじゃい」とかいろいろと考察できるのが良い。当時の(中古車のいいところでもある。最近の車だったらエンジンルームに手を突っ込んだりはしない…)開発主幹氏の想いや狙いや時には我慢も含めて、勝手に想像してあぶり出す作業。小生(初めて使った)、いい歳こいた大人だが、例えば、こうやって車いじりは夢中になれる。油にまみれたり、塗料が顔に付いたりいろいろあるが、この”夢中”になれるってのは、非常に大事なことである。

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吉田佳史を生涯にわたりずっと”夢中”にさせているのがドラムである。例えば、個体によって音色が違うし、皮の張りの調整やたたき方ひとつでも、響きが全然かわる。そんな「実はとっても繊細なドラムという楽器」を、このライヴに合わせ選びに選んで、佳史はツアー初日、会場に運び込み組み立てていた。そしてサウンドチェックでは、いきなり凄い音が鳴り始めた。ドスンと腹に来る低音から、高音なのにでも耳に痛くないシンバルなど、時に優しく、時に激しく、瞬時にコントロールする。ドラムを形成する楽器それぞれの音が合わさって、凄いアンサンブルとなっていく。左右の手足を自由自在に操る。会場のいすを並べているのに、気付くと身体がリズムに合わせて揺れている。本人は「まだまだ発展途上の身だから…」と笑うが、これがバンドメンバーの和田唱や林幸治はもとより、幾多のアーティストをうなずかせる「吉田佳史GROOVE」なのである。ドラムをたたきまくるリハーサルの彼を観ながら「好きなことに夢中になって、一心不乱に取り組める人って、やっぱかっこいいし、素敵に写るわな」と改めて納得。そしてそのパフォーマンス。トライセラからサポートまで、これまで、あれだけ観てきたのに、それでもちょっと度肝を抜かれた凄技のオンパレード。「リハーサルでこんなだったら、本番はいったいどうなってしまうんだ!」と高まる想いを胸にスタートを切ったライヴはやはり驚きの連続。そし本番中(スタッフのくせに。仕事しろ、仕事!)、高揚した僕をさらなる頂点に上げたのは、本番中に彼がとったとある行動であった。(これはもちろん現時点では書きません)

これから大阪、名古屋、もしくは配信で御覧予定の皆様。是非この彼の「素敵」に触れて頂けると思います。その奥にある想もい含めて、受け取ってもらえたら嬉しいです。そしてドラミングに悩むアマチュアドラマー諸氏。(ほんとに難しい楽器だからなぁ)いろいろ分かると思うし、いろいろ解決すると思う。


そして、今日、こんなニュースがぴあから出た。
トライセラトップス吉田佳史、初ソロツアーのファイナル公演を生配信(ぴあ) - Yahoo!ニュース

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嬉しい限りである!

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