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7.ディーラーも嫌がるエアコンコンデンサ-モーター交換記

会社号NV350_CARAVAN。ディーゼルターボでエコにも配慮した頑張る相棒。高速では14㎞/Ⅼの高燃費。機材移動やメンバー移動に大活躍である。

この夏の猛暑の折、まさかのエアコン不調。まぁエアコンなんざぁ、使う頃に不調になるのが常。6月頃から効いたり効かなかったりを繰り返していて、梅雨が明けて熱風が吹き出し移動サウナ状態に。窓全開で246を流せば(死語)「あのおっさん、何事?」な顔で隣の車から視線を集める始末。信号待ちでは、歩行者からも不思議な顔されたりして、なお気まずいので、まずはエアコンガスを疑いジェームスに入庫。「お客さん、ガスは圧力も出てるし全く問題ないですねぇ。ただコンデンサーファンが回ったり回らなくなったり不安定みたいですね…。これ面倒な故障かと思います…」メンドーな故障?嫌な予感がする。同じNV350の別型番で、このコンデンサーファンはサービスキャンペーン(リコールの一歩手前の通称。結果的には無料交換してくれる)の対象となっていた情報も教えてくれた。ジェームスは本当に良いカーショップだな。(日産に問い合わせると自車は対象外とのこと。残念)

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↑ これが車前部の下から外したNV350のエアコンのユニット。もう二度と外したくない。

考えられる故障は2点。コンデンサーファンモーター自体の故障、もしくはモーターに電気を送るリレースイッチの不調。グリルを外してスキマから見えるモーターを園芸用の棒でコンコンたたいてみる。少し回る。また止まる。そして数日後、ついには、うんともすんともいわなくなったモーターを見て決心した。リレーではなく、モーターの交換を実践しよう、と。


なぜなら日産ディーラーに持っていったら、お盆休みもあって時間がかかり、しかも5万円越えコースとのこと。(まぁ、かかるわな。)かつ代車はかの名車「マーチ」しかないとのこと。ドラム、はこべねーじゃん!状態。ならばと、日産部品に駆け込み新品モーターをリザーブ。翌日着のスピーディな対応。10800円で入手。(ちゃんと個販もしてくれるし図面もくれる)ネットをあさり、だいたいの交換方法は見えた。むむ。結構大変そうだ。方法を検算をするために、車とバイクのことは何でも知っている僕のカーアドバイザーのI氏(本業は音楽ローディーさんです)に、今やろうとしていることを相談。「2人でやったほうが早いから一緒にやりましょう」とやさしい言葉を頂き、車内37度、灼熱の午後、窓全開で運転し、彼のガレージに入庫。余りにも暑いので目の前の高架下で作業、と相成った。足して100歳の同級生コンビである。
俺たちに与えられた時間は現場と現場のスキマの4時間。一気にグリル、バンパーを外し、車の下にもぐり、エアコンの心臓部を脱着にかかる。サービスマニュアルがないので全て手探り。「誰かが組み立てたんだから必ず外せる」これをモットーに、ジャッキで上げた車の下にもぐり、狭い隙間に工具を入れ、ついにエアコンの心臓部が車から降りた。こうなってしまえば簡単。新品モーターに付け替えて元に戻すだけ。(文字にするとこうなんだが、ガスのパイプを外したり実は激列に大変だった)

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↑ このパイプを外さないとエアコンのユニットは外れません。外すと当然中からクーラーガスが噴き出します。シュー!

但し、組みこみも大変。車の下にもぐり、一人が押さえて一人がねじ止め。それでもきっちり4時間で収め、翌日クーラーガスを充填し(ジェームスはピットがいっぱいでイエローハットへ。ホントはあの最初に車を見てくれたジェームスのエンジニア氏にお願いしたかった)快適な車内へと生まれ変わりました。
(Iさん、ありがとうございました。ひとり作業だったら、きっとくじけてました)

あの頃の自転車修理が功を奏した、というお話。元に戻せなかったら、一体どうしたんでしょうか?そんなことは一切考えていません。悪しからず。



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