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性格的にはオオタニサンになれるであろう野球少年を見つけた。

昨日の朝、やっとご近所のウグイスが「ホーーーホケキョッ」って鳴けました。
まだ艶のある鳴き方ではないけれど、一丁前な感じです。

午前中は小雨。ちゃんと天気予報を見てなかったから朝起きてびっくり。
前の日があまりにもいいお天気だったので、次の日もきっとそうだと勝手に思い込んでた。

張り切ってお散歩に行くはずだったから、ちょっとなんだーと思ったけれど、ランチを食べ終わった頃には雨も止んで、出かけられなくもない感じになってきたので、いざ出陣。

初めにミスドに行って、食後のおやつを食べてから散歩だーと。
日曜日だからたくさんお客さんがいて、座れるか心配したけれど、ちょうど食べ終わった人がいてラッキー。

カウンターで「暖かい紅茶をください」って言ったら店員さんが怪訝な顔をしてこちらを見るので、何かまた訳のわからないことを言ってしまったのだろうかときょときょとしていると、他の店員さんになにやら相談している。

えっと、そんなに難しいオーダーだっただろうか・・・。と思って待ってると
「ダージリンティーのホットでよろしいですか?」と聞かれた。

おおおっ、ミスドの紅茶ってちゃんと名前が付いてたんだと初めて知った。
すまん、軽視していたわけではない。
温かな紅茶が飲みたかっただけなんだ。
おまけに暖かい紅茶ってメニューに一個しかないから、今まではそれで通じていたのだ。君はとても真面目なんだね。っていうか、今度からちゃんと言おう。

席についてもぐもぐしていると、隣の席の5人の熟女の皆様がものすごい声で喋っていて、そうね、そういう団体は大きい声で喋るよね。
それはいい、それはしょうがない。

と、次の瞬間、1人の女性が5000円札をひらひら振りながら店員さんを呼んで何か言ってる。何してるんだろう?

席に座ったまま、5000円札をひらひら振って店員さんをテーブルに呼んで何やらオーダーしている。
新しいモバイルオーダーの形を模索しているらしい。

しばらく経って、
「こちら、片手ですみません、小銭のお返しと、こちらも片手ですみません、残りのお札のお返しです。」
と言いながらお釣りを返して、ドーナッツの乗ったトレーを運んできた。

さっきも書いた通りものすごく混んでるおやつどき。
店員さん、偉いなあ。片手ですみませんって。

それに比べて、その熟女たち。
カウンターで自分で頼まなきゃいけないんじゃないの?ミスドって。
そんなオーダーの仕方ってないだろ。
私が知らないだけで、あるの?

お札を振って店員さんを呼ぶなんて、下品極まりない。見てらんない。
日頃どういう人かも知らないし、この行動もその人のほんの一部分なんだろうけど、こういう人は嫌い。

ということで、散歩に行くことに。
少し緑の多い公園みたいな場所の周りをぐるっと回って、お家の方に戻る方向へ歩き始めた。
子供たちがグラウンドでサッカーの真似事をして走り回ってて、楽しそうだった。

私は最近「野鳥観察が趣味です」な人になったので、まだ葉っぱの生えていない木々を、ガン見しながら移動。

何やら声はするんだけど、どこにいるのかわからない。
と、枝の間に動く影を発見。いたいた、なんかいる!

こんな鳥

教えてGoogleさん。
多分、イソヒヨドリっていう鳥だとGoogleさんは言ってくる。
イソヒヨドリかあ。名前にイソってつくけど住宅地に良くいる鳥らしい。
なるほど。
お腹がオレンジでかわいいね。

そしてまたもや歩いてると、

昇天していらっしゃる。

この間までかわいい子供のランドセルかなんかについてたんではなかろうかという濡れそぼったこんな人を発見。

遠くを見つめて、なんだかお亡くなりになってるような悲しみを湛えていた。

だけど連れて帰るわけには行かないから、

生き返ったよね?

せめて命を与えてあげようと、撮るアングルを変えて息を吹き返してもらった。

これならもう少しお日様を浴びたら、濡れた心も乾いて楽しくなってくれそうだ。
し、もしかしたら落とした少年か少女かその他が、落としたことに気がついて取りに来てくれて、笑顔で再会できる気もする。
それまで頑張るんだ。

今日はもうこの後は鳥さんには会えなかった。
あああっ、ごめん。スズメとハトとカラスにはあった。すまん、すまん。

お家に帰る途中にスタバがあるのよ。
仕方ないなあ。寄り道するか。

3歳くらいの男の子が癇癪起こして大声出しながら寝転がって床掃除してた。
お母さんはずっと知らんぷり。
本当に知らんぷり。

小学校4−5年生のお兄ちゃんが、何かと声をかけたり、こっちにおいでってしたりして気にかけてた。おまけに周りの目を気にして恥ずかしそうにしていた。

でも、お母さんはそれでも知らんふり。
おまけに席を離れて本がたくさん置いてある方に行ってしまった。

お兄ちゃんは自分のドリンクも中途半端にしか飲めてなくて、床雑巾と化した弟をなんとかしようとしていた。

それを見ていた私と目があったら、すまなそうに頭を下げた。
いや、いいんだよ。君のことは尊敬して見てたんだよ。
床雑巾のことも汚いなあとは思うけど、怒ってなんかいないから。
と、にっこり笑顔で答えた。
「お兄ちゃん、良くやってるよ、偉いね」っていう言えない言葉をたっぷり含んで、伝わるといいなあって。

それにしてもお母さんよお、なんで置き去りにして行っちゃう?
何?日頃は自分がその床雑巾の世話をしてるんだから、日曜くらいは私は知らんふりで、お兄ちゃんに面倒見させてるだけなのって事なんだろうか。
わからない。

お兄ちゃん、きっといい事あるよ。
こんな時、お兄ちゃんにおやつ買ってあげたくなるけど、今どきそんな事したら変人扱いされかねないんだよね。

まあいい。

頑張れ、お兄ちゃん。
野球のユニフォーム着てたから、お外でいい躾がされてるんだろうか。

野球姿は見てないけれど、性格的に君はオオタニサンになれるよ。


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