子ども部屋おじさん。がお母さんより子どもに詳しい理由。

 大学を卒業してから子ども達に関わる仕事をして来た私ですが、時々世間のお母さん達より、子どものことが詳しいのではないかと思うことがあります。今回はそんな私の思い込みについて話をしたいと思います。

沢山の子ども達と関わる子ども部屋おじさん。

 独身・未婚の子ども部屋おじさんという子育てと対極にある私ですが、仕事を通じてこれまで、2歳児~18歳までの沢山の子ども達と関わってきました。同じ5歳児でも個人の性格や生活環境、また生まれた時期などの要素によって個性は様々で、成長スピードや成長の順番は個人によって大きく異なります。サッカーを指導したりなど、子ども達と関わる上では、一般的な成長速度を考慮しながらも、ここの成長段階や思いに合わせた指導や声かけを行ってきているつもりです。

我が子一人~数名を24時間ぶっ通しで育てるお母さん。

 お母さんは我が子と1年365日24時間向き合い育てています。そのため、我が子の性格や個性、体調などの知識はお母さんより詳しい人は基本的にはこの世には存在しないことでしょう。また、自分のお腹から生まれてきた我が子はもともとへその緒で繋がっていた存在であり、一心同体といっても過言ではありません。母親と子どもは心身の両面で強い絆で結ばれていると言えるでしょう。

”我が子に詳しいお母さん””詳しい子どもに子ども部屋おじさん”

 我が子のことにおいて他人である私がお母さんよりも詳しくなることは基本的には不可能でしょう。しかしながら、子ども全般に関しては、私の方が詳しい場合もあります。
 私は一日中、子育てをしている訳ではないので、夜泣きの大変さやお風呂の大変さ、病気の看病の大変さなど分からないことが多々あります。しかし、多くの子どもと関わってきた経験から、その世代の子ども発達や成長段階、その年代特有の特徴などはある程度、客観的に把握していると言えると思います。そしてその点においては、お母さん達よりも知っていると言えるのではないでしょうか。

専門家に相談する大切さ。

 私は子育てに困った時は、専門家への相談も大切だと考えています。共感して欲しい、あるいは具体的なサポートを必要としているのであれば、いわゆるママ友や自分の母親へ相談する方法もありかと思いますが、成長に関する不安や疑問に関しては専門家への相談が良いかと思います。
 お母さん同士と話の場合、我が子を基準にした話し合いが軸となります。例えばあるお母さんが我が子のことを別のお母さんに相談したとすると、2人の子どもがそこでの比較対象となり、その比較の中だけで成長速度を判断してしまうことになってしまい、結果的に適切な情報にたどり着けない可能性があります。対して、専門家は多くの子ども達と関わった経験から一般的な成長段階を把握していると言え、その子の全体での成長段階やサポートの必要性をより広い視点で判断できると思われます。

より安心して子育てが出来る社会へ

 子育ては人類の最も重要で根源的な営みです。そして、子育てに関わることは直接的でなくても、様々な形で実現できるかと思います。
 今の所、子ども部屋おじさんの立場から、子ども達の成長をサポートして行ければと思います。

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