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呼びかける

やろうやろうと思いながらも具体的に何をしたら良いのか、さてどう最初の一歩を踏み出せばいいのかわからない。
そんな時どうしていますか?
未だ踏み出せていない焦りのようなものに多少目をつぶって、気づかないふりをしたりしていたのだが、それももうどうにかしないと。


始めるための一歩を踏み出す時だと。
なんだか急かされている気がする。


きっかけは息子の鬱なのだ。 
(よかったらこちらをお読みくださいね)


息子自身もまさか鬱になるなんて夢にも思っていなかったと言った。もちろんわたしもだ。
正直そういうものから息子は一番遠い場所にいると思っていた。
妙に賢いし(学歴のことでは無い)狡さもあるし、冷静だし、頭の回転早いし。
やることなすこと我が子ながら正確で早い。
一言で言えば今の若者なのだ。
ぼんやり者のついていけないわたしなどからすると、ほえ〜といったところだ。
『鬱』などとは対称的な位置にいるものだと思っていた。
しかしこうして現実になってしまった。
今もまだ彼はふわふわした感覚の中にいると聞く。
精神的なものはそう簡単に元通りになることはないらしい。


結婚も考えている年齢だ。
息子はあたりまえに一生懸命に働いて大金でなくともお金を稼いでそこで働き続けていくつもりだった。
それが突然現れたひとりの人間によって全てが狂わされた。
人生も人格も肉体も殺された、と思った。
息子も泣きたかったろうが、聞いていたわたしのほうがもっと泣きたかった。


俗に言うパワハラやモラハラ、いじめ、セクハラも言うに及ばず。
これはやったほうが悪い。
200%悪だ。
親がやれば躾といい、夫婦であれば犬も食わないといい、子供がやればただのおふざけだといい、教師がやれば教育といい、上司や会社組織がやれば業務の一環だという。
おかしくないだろうか。
そしてそれに対して加害者である側はその場に平然と残り、傷ついた方がダメージや疾患を抱えて居場所を追われるように逃げるしか無いことに憤りを禁じ得ない。


たとえば鬱で退職したという人を今どれだけの会社が再就職先として快く受け入れてくれるだろうか。
限りなくゼロに近いだろう。
ゆっくり回復第一に過ごさなければならない日々を次の就職先を決めるために必死に動いている息子のような人達がどれだけいるだろう。
なぜなら失業期間が長くなればなるほど、次の就職活動にマイナスとなるからだ。
非常に矛盾していると思う。
鬱という精神疾患に対して認知は広がれど、世間の目は厳しい。
だから隠して必死に次の会社を探している人たちは多いのではなかろうか。
生きるためには働かなければならないのだ。


それにしてもパワハラやモラハラ、セクハラは根っこはいじめだ。軽々しいものではない。
いじめは犯罪だ。
罪を犯した者は償わなければならない。
世界中でそれはスタンダードだ。
そんなことを考えていたら、ひとつの記事が目に止まった。

よかった。
このRyoさんは元教師という立場からかなり思い切ったことを書かれたと思う。
(ご本人の了解を得ないまま、引用させて頂きましたこと申し訳ありません)


よく駅のトイレなどで、いつも綺麗にご使用頂きありがとうございますと貼ってあるのと同じように、いじめはダメ!絶対よりも、みんな違ってみんな良い、大切なことは認め合うことだと小さい頃から教え諭していくことで、やがて大人と呼ばれるようになった時に一方的に相手を責める、貶めることをする行為に加担もせず、おこないもせず、気持ちの良いひとりの人間として凛と立つことができるようになるのではないだろうか。


もし傷つけてしまったのなら、きちんとアンガーマネジメントなり、その原因を突き止めるプログラムなどを行い、いじめをしてしまったという認識を持たせること。
それをしない限り、このパワハラやいじめなどは絶えることはないだろうと思う。
悲しいことだが。


そして傷ついた人たちや、やり直したいともがく者に手を差し伸べ、共に成長していこうという企業や学校、家庭などがもっと称賛される世界になればいいなと願ってやまない。
まとまらないけれど、こんな理念を持つ企業が現れたらいいなとひとりの親として切に願うのだ。
なのでこの言葉を通じて呼びかける。


世の中を良くしようとする方に集まってほしい。
力を貸してください。
知恵を出し合い、変えていきましょう。
政治家になるつもりはないですが(笑)




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