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日航123便墜落事故(事件)・第52回〜これも書くのは何度目? 神奈川県・相模湖近辺の高い山問題について

123便のボイスレコーダーを聞くと、墜落前の約10分前、18時46分過ぎに「相模湖まで来ています」(副操縦士)という言葉がある。

そうして、47分台に「山だ!  コントロール取れ、右!  山にぶつかるぞ!  ライトターン!」(機長)。

再三書いてきたはずだが、相模湖より東にジャンボ機がぶつかりそうな山などない。東京や神奈川の人間なら、まあ、わかるだろう。

ネットを見たら、以下のような反論があった。

東がダメなら西と来た。でもなあ、事故調査委員会の報告書の飛行経路を見ると、こんな感じになっているわけで。

当たり前だが、時速400キロ台で飛んでいるジャンボジェットが、そう簡単に左に旋回して(報告書によると操縦不能)西に迎えるはずがない。

自分が言ってるのは、相模湖から移動して1分台の場所に高い山などないということだ。

反論もどきは、2000メートル台の山を提示してきたが、前提として上の図を見ると、47分台に123便は9000フィート(約2743メートル)の高さをキープしている(ことになっている)。場所は、日の出町や五日市町(当時)あたり?

富士山と雲取山
この山を持ち出してくるとは。仮に1900メート
ルぐらいの高さを飛んだとして、この形状、は
たして、ライトターンでよけられるかどうか


雲取山の高さは2017メートル。秩父はもろ埼玉県であり、さらに離れた位置にある。テレポーテーションを試みない限り、1分強では移動できない。

距離、高度、時間を考慮すると、壁になどならない。なんだかなあ。

ただし、かの反論者が「実は事故調査委員会の報告書には疑問がある」「実はボイスレコーダーは改ざんの疑いがある」とか言うのであれば、聞く耳を持ちたいとは思う。

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